現役Webライターによるいろいろな思い

クラウドソーシングのWebライター募集が詐欺だと言われている理由とは?

Webライターとして活動するのであれば、クラウドソーシングへの登録は不可欠です。
多くの案件が掲載されており、応募してクライアント様に選ばれることで「仕事獲得」となりますが、そんなクラウドソーシングのお仕事に対し、「詐欺なんじゃないか」と思っている人もいるようです。
なぜクラウドソーシングの案件が詐欺だと思われるのか、その理由を自分自身の視点から考えてみました。

クラウドソーシングの案件が詐欺だと思われている理由

まずはなぜクラウドソーシングの案件が詐欺だと思われているのか、考えられる理由として挙げられるのは下記かなと。

  • 時間内に決めないクライアント様がいる
  • テストライティングの費用が安すぎる
  • 怪しい案件がある

それぞれ詳しく紹介していきましょう。

時間内に決めないクライアント様がいる

これはそこそこありますね。

一応クラウドソーシングの案件には募集締め切り時間が設定されていますが、その締め切り時間を大幅に過ぎても誰も選ばれないってことで「時間切れ」とアナウンスされる案件は結構ありますね。

また、これは自分も選ばれたことがあるんですが、まずはプロジェクトとして募集して、その応募者の中から個別にお話を進めるってケースもあります。

だからプロジェクトそのものは「誰も選ばれていないで終わった」なんですけど、クライアント様としては「任せるWebライターを確保できた」なんです。

このパターン、結構多い気がしますね。

選ばれた側にとってはありがたい話ですけど、選ばれなかったWebライターとしては、応募した案件が時間切れになってしまって「せっかく応募文作ったのに」との思いや「結局誰も選ぶつもりのない案件だったんじゃないか」との思いが「詐欺みたいだ」との気持ちにさせてしまう部分もあるんじゃないかなと。

テストライティングの費用が安すぎる

これは個人的にもクラウドソーシング側に対策を講じてもらいたい部分かなとは思います。

クライアント様の気持ちも分からなくはないんです。いきなり正規料金で依頼するのはリスクがあるから、まずはテストライティングで。良いWebライターであればその後も継続したい。

言葉だけを見ればごもっともだと思うんです。

ただ、例えば1文字1.5円、3000文字の記事を4,500円で応募している案件で、よくよく見たら「テストライティングは300円で」みたいな、かなり低額でテストライティングを出している案件もあります。

こういった案件に「詐欺だろ…」って思ってしまう気持ちはよく分かります。

個人的に思うのは、「テストライティングで次から提示した金額」とありますが、次があるって保証がない点はどうなんろうって。

少々穿った見方をすると、例えば10記事必要なクライアント様が、テストライティングですって10人に安値で実施すれば、本来支払うべきコストをかなり圧縮できますよね。

Webライター側は、そのクライアント様が他のWebライターとどのようなやり取りをしているのかなんて分かりません。

テストライティングは合格にしたものの「ちょっと事情が変わって依頼できる記事がなくなってしまったので、準備が整ったらまた連絡します」とでも伝えておけば、Webライター側とすれば「じゃあその時を待とう」としか思えないんです。

こういったクライアント様がいないと願いたいですけど、あまりにも安価なテストライティングはクラウドソーシング側に何とかしてもらいたいと思いますよね。

ただ、そういった点を明文化して、違反のあったクライアント様のクラウドソーシングのアカウント凍結とかになっても、また、アカウントを作り直したり他のクラウドソーシングを利用すればよいだけですしね。

むしろクラウドソーシング側としても仕事を依頼してくれるクライアント様あってこそだってことはよく分かっているはずなので、クライアントサイドが不利になるような対策を講じてくれるとは思えないです。

こういった点で「クラウドソーシングは詐欺だ」って気持ちになるのは、個人的には分からない話ではないかなと。

怪しい案件がある

これはクラウドワークスで見かけるんですよね。

案件ではなくメッセージなんですが、「報酬1,000円で副業をしたい人向けの特別オファーです。」といった内容が、いろんなアカウントから送られてくるんです。

こちら、全員違う方からのメッセージですが、1,000円を支払うのではなく、1,000円もらって副業診断をしてもらえると。

評価を見ると、どうやらLINEをしつこく聞かれるようですし、「他所に誘導されそうになった」との声もあります。

こういった声に加えていろんな人が同じようなメッセージを送って来るってことで、何となく怪しい雰囲気ですよね(苦笑)

結局、こういった話って「情報の出所」が同じなんですよね。

あくまで予想でしかありませんが、「副業を希望している=お金を欲している」ってことで何らかのリストでも作っているんじゃないのかなって。

クラウドワークス上ではあくまでも「副業コーチをしているだけ」ですよね。しかも1,000円もらうんじゃなくて、1,000円支払ってです。こういった案件に対して「詐欺なんじゃないか」と思うのは、よく分かる話です。

クラウドソーシングは詐欺ではない。けど…

クラウドソーシングそのものは決して詐欺ではありません。

ただ、クラウドソーシングの利用者全員が全員、モラルがあるかといえばそれはまた違います。

だから自分自身の身を守るために、いろんな情報収集をするのはもちろんですけど、何となく怪しいと思うような案件は敬遠するよう気を付けることが大切なんじゃないかなと。

Webライターとして15年以上活動していますが、今のところ詐欺に引っかかったことはありません。

自分自身、見る目がある人間とも思いませんので、「何となく怪しい」と思ったことを警戒・敬遠していれば、問題ないんじゃないかなと思いますよ。

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