少々キャッチーなタイトルで申し訳ありませんが、「Webライターはやめとけ」との声はいろいろと聞こえてきます。
自分自身も以前お伝えしましたが、今からWebライターを本業として取り組むのであれば、やはり「やめとけ」とアドバイスすることでしょう。
ではなぜやめとけと言われているのか、Webライターでもある自分自身が思うその理由をいくつか紹介していきましょう。
自分自身が他の人から本業でWebライターになりたいと言われたら、間違いなく「やめとけ」とアドバイスします。
ではなぜか。
その理由としては下記が挙げられます。
それぞれ、具体的にその理由をご紹介していきましょう。
まずはやっぱり不安定な点に尽きるんじゃないですかね。
これは正社員のWebライターではなく、あくまでもフリーランスのWebライターの話ですが、Webライターというよりはフリーランスがそもそも不安定ですよね。
だからこそ、正社員よりも高額な所得が見込めるものだと思うんですけどWebライターに関してはさほど大きな所得が見込めないんじゃないかな…と。
結局時間を切り売りするしかないので「稼げる上限」が決まっていますよね。
例えば「稼働日数は少ないけど、でも正社員以上に稼げる」なら、それはそれでメリットだと思うんですよ。趣味を充実させたり、あるいはWebライター以外のお仕事したり。
それこそフリーランスならではな柔軟なライフスタイルを過ごすことができると思うんですけどWebライターに関してはそんなに変わらないですよね。
自分の体感的に「数日働くだけで会社員の月収くらい」を稼ぐのは不可能ですね(苦笑)
フリーランスは、不安定と引き換えに高額報酬を見込めると思うんですけどWebライターは不安定なだけで高額報酬が見込めないんですよね。
だから副業として取り組むのはありだと思います。
副業なら、なかなかWebライターのお仕事が見つからないとしても「本業があるから」になりますし、他の副業に取り組んだりと選択肢がありますよね。
でも本業だと生活が懸かっているんです。その中での不安定さっていうのは、あんまりおすすめはできないというか、「やめとけ」と言わざるを得ないですよね。
これも大きいですね。
正直、高額報酬が見込めないとしてもそれなりにお仕事があって、会社員並に稼げるのであれば「やめとけ」とは言いません。
でも、全体的に見てもWebライターのお仕事は減少傾向です。
これはクラウドワークス、ランサーズを見ても顕著です。
かつてはWebライターのお仕事はたくさんありましたが、今はもう本当に数えるほど。
これは単純に、テキストよりも動画の方が需要があるからです。
Webライターのお仕事って読者に読んでもらうよりも、まずはGoogleに読んでもらう、いわゆる「SEO」的なお仕事が多いですけど、それもいわば集客のためですよね。
って図式だったんですけど、これだけ動画が溢れている時代、つまりは動画が当たり前の時代になって、Googleで検索して探し物をする人がどれだけいるのかって話ですよね。
それこそテキストで検索をと思っても、GoogleではなくX(旧twitter)やInstagramみたいなSNSの方が情報が早いじゃないですか。
もちろんSEOじゃなくて読んでもらうためのサイト制作のお仕事もあるでしょうけど、それこそしっかりとした知見が必要ですよね。
そして、この状況って今後悪化することはあっても良くなることはないんじゃないかなと(苦笑)
仕事が減っているのが今だけってことはなく、むしろ今後ももっともっとWebライターのお仕事は需要がなくなっていくと思うんですよ。
さらにはChat GPTの存在もありますね。
無料のAIである程度の文章が作れる時代に、わざわざお金をかけてWebライターに文章作成依頼する?って話ですよね。
不安定・仕事が少ないといった特徴があるお仕事でありながら、Webライターを志す人が結構多いんですよね。
だから競合が多いんです。
お仕事がたくさんある中で競合が多ければ、情報共有・交換だったり業界そのものが盛り上がって良いことだと思うんです。
ただ、これだけ仕事が減っている中で競合が多いと、単刀直入に「仕事の奪い合い」ですよね。
「仕事なんてなんでもそうだ」と言われればそれまでかもですけど、競合の多さと仕事の少なさがより仕事獲得を難しくさせているんじゃないかなと。
実際、一つの案件に数十人ほどのWebライターが申し込んでいる案件とかあるんです。
正直、その中から選ばれる自信はないです(苦笑)
これも以前お話したかと思いますが、Webライターって「正解」がないんですよね。
正解は、「依頼主の言ったこと」なんです。
Webライター講座とかありますけど、そもそもSEOがGoogleがニュアンス的にしか説明していないもので、コンサルティング・マーケティング会社が独自に分析して、それをWebライターに指示するって形です。
つまり、クライアントが異なればマニュアルも変わります。
は、間違いではないかもしれませんが正解でもないんです。
正解は一つだけ、「クライアントの言うこと」なんです。
だからどれだけ経験を積んでも、実はそこまで大きな強みにならないですよね。むしろ毎回「ここが違う」「そうじゃない」って指摘される可能性さえあります。
これは前の話の続き的なものですけど、結局毎回微妙に違うことをするからWebライターとしてスキルアップは難しいんですよね。
まぁ「いろいろと違うことに対応する」ができるようになることがWebライターとしてのスキルアップなのかもしれませんけど、多くのお仕事って経験することで「これができるならこれもやれる」みたいな形でスキルアップができるじゃないですか。
でもWebライターのお仕事って、あくまでも「テキストを書く」お仕事だから、Webライターのお仕事をこなしたところ強みとなるようなスキルの習得は難しいんですよね。
だから少しお小遣いを稼ぎたい人が副業で取り組むなら「あり」だと思いますけど、本業で取り組むなら「やめとけ」になりますよね(苦笑)
仕事によってはWordpressに直接入稿するので、それを繰り返すことで「Wordpressは弄れます」になるかもしれません。
ただ、Wordpressってそこまで難しいものじゃないですし、それこそWordpressに既存テキストを入稿する「だけ」のお仕事って滅多に見かけません。たまに見かけても、本当に安いです。つまり「食えるスキル」ではないんですよね。
ただ、Wordpressに関しては使い方を覚えて損はないと思います。Wordpressの使い方をある程度覚えれば、自分でサイトを運営・構築できますから、Webライターから一歩進めるかもしれませんね。
ただ、Wordpressへの入稿ではなく直接テキストやGoogleドキュメントで出す場合はWordpressのスキルは身につかないです。そうなると、Webライターとしてのスキルアップは難しいです。
本業でWebライターに取り組みたい人には「やめとけ」と思いますが、副業ではあってもやめとけと思うタイプの人もいます。
あくまでも自分自身の経験的なものですが、いくつかのタイプを紹介しましょう。
これは守秘義務とかそういった点はもちろんですけど、本業も副業も同じようにPCと向き合っているとなると、本当に一日中PCを見ていることになりますよね。
個人的には、副業の考え方って大雑把に
だと思うんですよ。
Webライターが何らかのスキルアップになるなら話は別ですけど、特にスキルアップにならないお仕事で、一日PCと向き合うような状況って結構面倒というか。
それこそ本業もPCとずっと向き合っている人で、かつスキルアップではなく、あくまでも「空いた時間をお金に」って考えなら身体を動かすようなタイプの方がいいんじゃないかなと思いますよね。それこそスポーツクラブ代わりに(笑)
Webライターに副業で取り組んでいるとしても仕事であることには間違いありません。
締め切り厳守なのは言うまでもないですけど、「副業だとどうしても大雑把になっちゃう」ってタイプの人は、Webライターにはあんまり向いていないかなと。
別にそこまで1分1秒を争うお仕事ではないですけど、ただやっぱり仕事としての責任感と言いますか、それはもう当たり前のことなので、「副業くらい時間にとらわれずに働きたい」って人は、Webライターにはあんまり向いていないかなと思います。
毎月定められた収入を稼ぎたい安定志向の人は副業でもWebライターはあんまり向いていないかなと思います。
さきほどお伝えしましたけど、Webライターってクライアントによってマニュアルが違う世界なんです。
だから「前はこうだった」が通用しないケースもあります。
そうすると、毎回のようにマニュアル・指示書を読んでそれに合わせて文章を作ってってなります。
「毎回違う人とのお仕事でワクワクする」って人なら問題ないでしょうけど、できれば副業にそこまでリソースを割きたくないって人にはあんまり向いていないですよね。
それこそ運よく長いお付き合いとなるクライアント様を見つけることができれば、そういった負担は減りますけど、長いお付き合いとなるクライアントを見つけることができるのか…という素朴な疑問もありますしね。