現役Webライターによるいろいろな思い

Webライターはスクールに通わないと無理?独学でも可能?

Webライターは在宅で取り組める点やクラウドソーシングの発展のおかげで取り組みやすい副業として人気を集めています。

その人気を受け、Webライターのスクールも多く登場していますが、Webライターになりたいならスクールに通った方が良いのでしょうか?

ここでは一般論ではなく、あくまでも自分自身の経験談としてWebライターになるためにスクールが必要なのか、独学では無理なのかを語っていきたいと思います。

Webライターはスクールに通わなくてもなれる

そもそも、Webライターは資格を必要とする仕事ではありません。

クラウドソーシングの登録もメールアドレス一つあれば可能なので、未経験者でもクラウドソーシングに登録して「ライティング」のカテゴリーからお仕事を探して取り組めば、もう立派なWebライターです。

ここら辺は芸能人とかアーティストと同じで、いわば「自称」してしまえばなれるというか。タスク作業で1円でも収入を得ればそれはもう「webライター」でしょう。

こういった屁理屈を抜きに、個人的にはスクールはメリットもあればデメリットもあります。実は自分自身、縁あって一時期Webライターの講師のお仕事もしていました。だからこそ言いますが、スクールはメリット・デメリットそれぞれあります。

Webライタースクールのメリット

まずはWebライタースクールに通うメリットを紹介していきましょう。

基本的なことが分かる

スクールなので、Webライターとして必要なスキルをある程度習得できます。

例えばSEO。

この点をしっかりと教えてくれますし、動画コンテンツであればテキストではなく、講師からしっかりと教えてもらえますし、何より質問できますよね。

後述しますけど、SEOは別にスクールではなくても、独学でも十分に学べますが、その場合はどうしても「見る」「読む」だけで、調べたサイトに掲載されていない点に関しては分からないです。

でも、講師とマンツーマンであれば分からないことをその場で質問できます。その点はメリットなんじゃないかなと思いますね。

仕事を斡旋してもらえるスクールもある

Webライタースクールの中には、スクールを受講することで仕事を優先的に回しますとアナウンスしているものもあります。

結局のところ、Webライターのお仕事って文章力よりもいかにして案件を取るかにかかっているので、仕事を斡旋してくれることで、営業の手間を軽減できるのはメリットかなと。

ただ、どれだけ斡旋してくれるのかはスクールで異なるので、その点で比較してみるのもよいでしょうね。

現実的に、スクール側としても永遠に斡旋できるものではないと思うので、期間なのか金額なのか、そこら辺もしっかりと把握しておくと良いんじゃないかなと思いますね。

Webライタースクールのデメリット

Webライタースクールにはメリットもあればデメリットもあります。講師として感じたデメリットの部分をいくつかご紹介しましょう。

お金がかかる

まぁこれは当然と言えば当然というか、Webライタースクールに限らず、スクールってお金のかかるものなのでこればかりは仕方ないとは思うんです。

裏を返せば、お金を支払えば基本的なスキルを得られるんですから。

ただ、スクールだけでしか得られない知識・スキルがあるならそれはメリットだと思うんですけど、SEOとはとか、文章の書き方とかはそれこそいくらでもWeb上にありますよね。

少々厳しい言い方をしてしまうと、スクールで有料で教わることは、無料で知れることもあるんです。

仕事の斡旋なんかはメリットですけど、「教わる」の部分に関しては、「無料で知れることを有料で教えてもらう」になってしまうんですよね。「自分で調べる手間より、お金を払った方がお得」と考えられるならデメリットにはなりませんが…。

講師の裁量次第

あくまでも自分がお仕事をしたスクールの話ですが、講師として働くにあたって渡されたのは20ページに満たないGoogleドキュメントのみ。

そのGoogleドキュメントを下にしたWebコンテンツで指導を進めていく方針だったのですが、「講師としてのポイント」「講師として重点的に教えるべきポイント」だとかのレクチャーはなく、ドキュメントを送付され「これを読んで、教えてあげてください」だけでした。

まぁすべてのスクールがこういった形ではないと思いますけど、こうなると講師の力量・裁量次第ですよね。

先程Webライターは資格がなくとも良いお仕事だとお伝えしましたけど、Webライタースクールも同様なんですよね。

「Webライタースクール資格」はないんです。もちろん講師として優秀な方もいるでしょう。ただ、どうしても玉石混交というか。自分自身もきっと良い講師ではなかっただろうなとも思いますし(苦笑)

習ったことが通用するとは限らない

これもあくまでも自分が講師をしたスクールのお話ですが、使用するテキストは当然自分自身も見ますよね。

その中身を見て、「なるほど」と思う部分もあれば「これは不要だな」とか「これはちょっと考え方が古い」と思う部分もありました。

Webライターのお仕事って、「こうあるべき」じゃなくてクライアントの要望に応えることなので、結局クライアント様のお仕事次第なんです。すべてのクライアント様がマニュアルに沿ってお仕事をくれるとは限らないですよね。

むしろ自分自身の体感的には、「まったく同じ仕様」のお仕事こそめったにないんです

。その点ではWebライターのお仕事って柔軟性というか、クライアント様の要望を理解することが何よりも大切になってくると思うんですけど、そのテキストはあくまでも「Webライターはこうあるべき」「Webライターはこうしよう」的なものが多かったんですよね。

少々厳しいことを言わせていただくと、実践的ではないというか。

だからスクールで教わって「よし!Webライターとして稼ごう!」と思ってお仕事を引き受けた際「習ったことと全然違う」となってしまうケースもあるんじゃないかなと。

Webライターのお仕事は「現在進行形」

Webライターのお仕事って格好よく言うと「現在進行形」というか、常に進化しているんですよね。

それはWebライターってジャンルというか、Googleの進化ですよね。

以前もお伝えしましたけど、Webライターのお仕事って「読者に文章を読んでもらう」の前に、Googleの検索エンジンに読んでもらうことが大切なんです。

そのGoogleの検索エンジンが日に日に精度が高まっているんです。それはつまり、「Googleの検索エンジンに認めてもらうコンテンツ」の在り方が変わっているんです。

だからスクールで習ったことは、スクールのテキスト作成時には常識でも、いつまでも常識だとは限らないんですよね。

結局スクールはあり?なし?

そもそも、自分が副業でWebライターに取り組み始めた時には、まだまだ「Webライター」という言葉そのものも浸透していませんでしたから、Webライタースクールなんてものも見かけませんでした。

もしかしたらあったかもしれませんが、「通ってスキルを身に着けよう」って考えにはなりませんでしたね。

それに、あくまでも自分自身の考え方ではありますが、クラウドソーシングだとかで安い案件を引き受けた方が多少なりともお金ももらえて、かつWebライターのお仕事に触れることもできれば、そこでマニュアルをもらえるので熟読すれば勉強になるんじゃないかなと。

ただ、そこで疑問が出た場合は自己解決しなければなりません。

その点、分からないことがあれば個別に質問できるスクールはありがたいですが、そもそも疑問に思う部分が出てくるのかって点もあると思うんですよね。

Webライターのお仕事ってそこまで難しくはないというか、難解な推理・技術が求められるものではないので、クライアントからもらうマニュアルでも十分なんじゃないかなと思いますし、それに自分自身、今でも新しいお付き合いが始まるクライアント様の場合、マニュアルは熟読します。

そこで新しいことに気付かされることもある、つまりは勉強になるので、それがいいんじゃないかなと思います。

ただ、本当にテキストも書いたことがないって人や、普段あんまりWebの世界に触れていない人が、これからWebライターになりたいってことで取り組むのであればありかなとは思います。

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