自分自身、Webライターに取り組み始めたのは副業でした。副業でWebライターをはじめ、専業になった今、「良い副業はないかな」と思う時もあります(笑)
実際、いくつか副業を行ったこともありますので、お仕事の内容だけではなく、Webライターとの相性と交えてお話していければなと。
ということで、今回は日本全国各地にあるヤマト運輸の仕分け作業についてです。ヤマト運輸の仕分け作業といえば副業としても人気ですが、一体どういったお仕事なのかなどをお話していきましょう。
※ヤマト運輸は全国に拠点を構えている物流業者です。荷物を運んでもらってお世話になっている方も多いと思いますが、地域・場所によって設備は異なると思います。そのため、この話はあくまでも「自分がお世話になった場所」の話で、全国共通の話ではないと思います。
お仕事内容は、当方が住んでいる横浜から全国に向けて発送される荷物の仕分けでした。小さい物から大きなもの、個人から個人向けのものや企業から企業、企業から個人、あるいはECショップから個人など、本当にいろんな荷物がありましたね。
そこでは全国をいくつかのエリアに分類。荷物がまるで回転寿司のように、コンベアで周っており、該当するエリアの荷物を引き入れて積み上げていくという作業でした。その中でも、大きく3つのお仕事に分類できます。
荷物を引き入れる係はとても楽でした(笑)
これはもう本当に力は不要でした。コンベアを回っている荷物を、自分たちの仕分けスペース、ヤマトでは「シューター」って呼んでいましたが、そこに荷物を引き入れていきます。
引き入れるべき荷物を引き入れることができない場合でも、一周して再度自分の目の前に戻ってくるのでそこまでプレッシャーはありませんでしたが、それでも漏れてしまわないようにってことで多少は緊張感がありましたね。ただ、これは初心者や女性向けでしたね。男の自分は本当に最初だけでした。
それに、シューター側の荷物がモリモリになって引き入れられない場合もありました。これは自分のせいではないとはい、見ていて気の毒になるものでしたね…
引き入れる係が引き入れた荷物を積み上げていく係ですが、これは本当に辛かったです(苦笑)
というのも、マイペースって訳にはいかないというか。どんどん荷物が入ってきて、自分が荷物を積み上げるスピードより荷物が入ってくるスピードが速いとどんどん荷物が溜まっていくんです。
回転寿司でいえば、食べていないのにどんどんお皿だけ入れて、テーブルが一杯になるような状況ですね(苦笑)
一応、面接時の話では「住所を間違えないように」ってことだったんですけど、荷物がてんてこまいになるとパニックになりましたね。
自分は横浜から関西に発送されるエリアを担当したんですけど、そこだけでも6箇所くらいあるので、行き先を見て間違えないように仕分けしなければならないんですが、荷物が増えると余裕もなくなってきますし、重いものから軽いもの、大きいものから小さい物までいろんな荷物がランダムで入ってくるので、なかなか綺麗に積みあがらないんですよ。
荷物を入れるかご、ヤマトでは「ボックス」って呼んでいましたけど、これをトラックに詰め込んで発送するので、できる限りボックスにはたくさん荷物を入れて欲しいと。その点では3D・重量感のあるテトリスをやっているようなものですよね(苦笑)
でも、頭を使っている余裕はないというか、次第に疲労感もあるので「ここに置きたい」と思っても力が残っていなかったりとか本当に大変でしたね。ただ、時間はあっという間に過ぎます(笑)
あと結構地域差がありましたね。北海道行きはかなり荷物が少ないみたいで、楽って話でした。自分も関西がメインで、違うシューターに入ることもありましたが、東京都内行きのシューターは荷物が多かったですね。
これは荷物を仕分けるお仕事じゃなくて、仕分ける荷物をコンベアに乗せていくお仕事ですね。ここも何度か担当しました。初めは延々と荷物をコンペアに乗せていくだけなので地味で辛くて大変なお仕事かなって思っていたんです。
でも、実はここが狙い目というかむしろ自分は結構好きでした。もちろん「楽」とは言いません。延々と荷物をコンベアに乗せていくんですけど、全部が全部重い荷物って訳ではないですし、それに自分のペースで乗せることができるんです。
それに、流し口作業者は何人かいるんですが、全員が横に並んで作業するんですね。だからコンベアの奥に配置された人は、コンベアに隙間が無いので結構ゆっくり作業できるんですよ(笑)
それにシューターのように急かされることもなく、マイペースに作業できましたね。正直、毎回ここがいいなって思いました。
収入のプラスになったって点以外では、結構時間にマッチしていましたね。いろんな時間帯で募集していたんですけど、自分が申し込んだのは19:00から21:30で、少し早めに晩御飯を食べて行って作業して。おかげでダイエット効果もありました(笑)
あとは運送業の中というか、こうやって仕分けされて全国に発送されるんだなってことを知れたのは結構興味深かったですね。
疲労がデメリットでしょうか。やっぱりかなり辛いお仕事で、初めてシューターで積んだ時は、次の日朝起きれませんでした(苦笑)
腕が筋肉痛で、タイピングする時も腕が微妙に震えていました(苦笑)
体力面以外では、かなり怒られた点でしょうかね…。これはシューターでの作業に限った話で、シューターは固定の人もいるんです。ベテランさんとか社員さは自分の担当シューターがあるみたいなんですが、自分がいつも入ることになったシューターの方はあんまり干渉してこないタイプだったんですけど、中には物凄く口うるさい人もいました。それこそ急に怒鳴られたりってこともありましたね。環境は全時代的というか、自分以外にも怒鳴られている人もいましたし、指示っていうんですかね。
「○○に手伝ってきて」みたいな指示も怒鳴られながらだったりってこともありましたね。Webライターのお仕事をしていると、人に怒鳴られることなんてないので、結構衝撃的でした。
後は労働環境も結構辛かったです。飲み物を持ってくるようにってことだったんですけど、正直、500mlのペットボトル一本くらいじゃ足りないですね。
自分が働いたのが6月~7月の暑い季節だったのもありますが、倉庫内は冷房もなく、一応シューター内に扇風機はありますけど焼け石に水状態ですよね(苦笑)
それにヘルメット着用なのでとにかく暑かったです。冬場だったら寒いから動こうってなるのかもしれないですけど、夏場だったのでとにかく暑さが辛かった印象ですね。
Webライターが取り組む副業としては「冬なら良いかも」ですかね。
夏場はやっぱり辛いです。
それに、慣れていないとやっぱり肉体的な負担が大きいのでその点がむしろ問題なんですよね。
これが例えば会社員の方であれば「疲れているから休みます」とはいかないじゃないですか。もちろんそれで会社に行って疲労困憊ってことにもなると思うんですけど、自分次第なWebライターの場合、疲れた体に鞭打って起きてお仕事するだけの精神力が求められますね(苦笑)
それに、あくまでも土日祝日よりも金曜日とか休前日の方が忙しかったですね。
社員さんが「土日は企業の荷物が無いから」って説明してくれて納得ですけど、つまりは金曜がピークというか。
金曜日に激戦のシューターに配置されるとヘトヘトになって、帰りの自転車もフラフラ。夜も疲れすぎて寝れず、朝起きれない。こんな状況も何回かありましたね。だから体力のある人にはいいかもしれません(笑)
自分の場合直雇用だったんですけど、現場にはタイミーとかシェアフルで来たって方も結構いましたね。だからそういったもので単発で入るのはありかなとは思います。
というのも、直雇用は一カ月×2で、一カ月の予定表を入れる形だったんですね。
しかも来月の予定は前月の5日までだったんです。だから6月の予定は5月に足を運んだ説明会で、さらに7月の予定はまだ1回も勤務していない状態で入れたんです。
それこそ「一回3,000円くらいになるから週に4回で~」みたいな、お金だけ計算して予定を入れたんですよね(苦笑)
休む時には無断で休んでいいけど、3回休んだら契約終了、つまりは解雇とのことだったんです。
だから疲れた体に鞭打って…は大げさですけど、結構頑張りました(苦笑)
でも、一度体験してどういったお仕事なのか分かったので、単発で入るならありかなとは思いますよね。何連戦もすると疲労が蓄積されちゃいますし。