Webライターを本業にしている自分が大きな危機感を抱いている理由はいくつかありますが、その一つに募集の状況に変化が生じていることです。
かつてであればクラウドワークスとLancers(ランサーズ)の2つのクラウドソーシングと、これまでのお付き合いで十分だったんですけど、最近はちょっと状況が変わってきたなと感じるのが実情です。もちろんあくまでも「自分の主観」であって、他のWebライターの方はまた違った状況だと思いますが、そんな「自分の主観」で募集状況の変化について語らせてください。
Webライターのお仕事に暗雲が立ち込めているなと感じているのは、クラウドソーシングの案件募集の状況です。というのも、とにかく激減しています。
クラウドワークスの方が多いですかね。これまで自分が主戦場にしていたLancersに関しては、ライティングの案件はかなり少ないです。さらに、サイトコンテンツの作成ではなくてYouTubeの台本が多いですね。
YouTubeの台本のお仕事もいくつか抱えていますが、全体的な募集件数を見るとそれが顕著ですね。例えば自分がLancersで仕事を探すときには「ライティング」「プロジェクト」で探していたんです。すると、かつては500件前後のお仕事が出てきたんですけど、今はこちら。
210件。
もちろん日によって変動する数値ではありますが、それでもかつてと比べるとかなり少なくなっているのが分かりますよね。
さらに言えば、この少ない案件と反比例するかのようにWebライターが増えているので、まさに案件の奪い合いです。自分自身、クラウドソーシングは「先行者特典」ではないですけど、特にLancersであれば評価は1,000を超えていますけど、じゃあ多くのWebライターが申し込んでいる案件で選ばれる自信があるかって言うと、残念ながら「NO」ですよね。例えばこちら。
こちらの案件は自分は申し込んでいませんが、もしも申し込んだら提案が40件になりますよね。選ぶ側も大変だと思いますが、自分自身が39人のライバルたちを押しのけて選ばれる強みがあるかって言われたら、難しいかなと(苦笑)
少ない案件に多くのWebライターが申し込むって、裏を返せば「条件の良い案件」ってことなんですよね。もっと突っ込んでお伝えすると、もう少し報酬を下げても良い案件だと思うんです。
案件に提案しているWebライターも「条件が良いから応募している」って人もあれば、「少し安くてもいいから受注したい」って思っている人もいると思うんですよね。
Webライターのお仕事に限った話ではないですけど、ビジネスのお仕事も需要と供給じゃないですか。
誰もやりたがらないようなお仕事、なかなか人手が見つからないようなお仕事は報酬を挙げなければならないですけど、働き手が多いお仕事なら報酬を上げる必要はないどころか、むしろもっと下げても良いレベルなんですよね。
もしも自分がWebライターに依頼する側なら、もうちょい単価を下げますよね。
Webライターがどんな提案をしているのかは見えないので推測になってしまいますけど、端的に言えば、これからWebライターの単価が下がっていくって予測することもできますよね。
Webライターで大切なことは如何に仕事のチャンネルを確保するのかだと思っています。
だからクラウドソーシングだけではなくて、求人サイトも見ているんですけど実は最近、正社員のWebライター求人が結構増えているんですよね。
クラウドソーシングだったり業務委託での外注ではなく、Webライターを自社で抱えれば、当然ですけどクラウドソーシングや外部の人材サイトを頼る必要ありませんよね。
フリーランスのWebライターとすれば、Webライターの求人を探す際、正社員のWebライター求人は対象外です。数年前であれば業務委託のWebライター募集求人結構あったんですよ。
だからクラウドソーシングだけではなく、そういったサイトもチェックしていましたし、そこきっかけで長いお付き合いになっているクライアント様もいます。
でも、最近はそっち方面を見てもなかなか良い求人を見つけることができません。むしろ今後もWebライターの正社員化が進んでいく可能性もありますよね。そこらへんの危機感もありますね。
その点ではやっぱりクラウドソーシングを含めて「仕事を引き受けてテキストを作成する」ってスタイルの自分のようなWebライターは淘汰されていくのかなと。
結局、今のまま「Webライターの案件が減っているな」と思いながら、案件を探して、自分ができそうな案件に選んでもらえることを祈りながら応募して…では生き残れないですよね。これまではWebライターのお仕事が多かったからこういったスタイルでも良かったんですけど、これからはそこらへんも考慮しないとですよね。
これに関してはやっぱり「自分で何かをする」ですよね。
仕事をもらう側ではなく、それこそ仕事を作る側になれるのが理想ですが、Webライターとしてのキャリアを活かしてできることって何かあるのかなと思った時、いくつかマネタイズできることもありますよね。
これは自分自身が「もっと早く取り組んでおけばよかったな」と思うものも含めていくつかご紹介します。
やっぱりWebライターとしてはマストはnoteなんじゃないかなと。noteの強みって、簡単にほぼ「webサイト」が作れるじゃないですか。アフィリエイトするもよし、自分のアピールの場にするのもよしですよね。
何ならそれまでの経験に自信があるなら、自分の経験談や何らかの伝えたいことを有料で販売するのもありだと思うんですよ。
「テキストで発信する」のいろんなスタイルに対応しているので、noteをもう少し上手く展開できていればなとは思いますよね。
ちなみに自分の場合、一応アカウントはありますけど何もしていない状況です。noteが世に出た時、割と早くアカウントを作ったんですけどその時にもっとnoteの可能性を感じ取っていればと思いますよね(苦笑)
そこらへんが自分のWebライターとしてだけではなく、広い意味でのビジネスマンとしての見る目の無さ・限界なのかなとも思いますが(苦笑)
これもnote同様というか、そもそもWebライターとしてのお仕事を開始した当初は個人のアフィリエイターさんからの依頼も多かったんですよね。
これ、裏を返せば「Webライターにお金を払って外注しても利益が出た」ってことですよね。その当時の自分は、アフィリエイトってものに懐疑的だったんですよ(苦笑)
「Webサイト見て物を買う人間なんているのか?」みたいな。
結局これも自分自身の見る目の無さの表れですよね。冷静に考えると、当時アフィリエイターと呼ばれていた人たちが、今でいうYoutuberのような存在ですよね。Web上のコンテンツで利益を出すって意味で。
それを思うと、クラウドソーシングで増えているYoutubeの台本ってお仕事も、かつてのアフィリエイター同様「お金を出して外注しても利益が出る」ってことなんでしょうね。
ここら辺ももう少し前…というか、それこそWebライターのお仕事を始めた時辺りに興味を持っていろいろとチャレンジしていたら、違った人生になっていたかもしれないですね。
今からではちょっと難しい部分もありますけど、アフィリエイトはWebライターとして、「依頼されたお仕事」が無い時に取り組んだりとか、良いバランスをとれてできそうかなと。
これは自分が顔を出して面白い企画をするとかではなくて、テキストコンテンツのYouTuberですね。
ただこれはテキスト作成能力だけじゃなくて動画編集のスキル・センスも必要だと思うんですよね。
ただ、Youtubeの台本制作経験もあるので、できないことではないのかなとも思うんですよね。特に静止画の画像に字幕を付けているものとかは、すぐにでもできるといえばできるんでしょうけど、これも結局もっと早く始めていればって話ですよね。
それこそコロナ禍の前からであれば、コロナ禍の自粛中に再生数を稼げたんじゃないかなと思いますし、既に飽和状態にあるYoutube市場に今からっていうのはちょっと遅きに失した感が半端ないですよね(苦笑)
結局これまでのWebライターとしての経験から思うのは、募集の案件を見て応募するの繰り返しではなくて、それ以外のことに対してどれだけアンテナを立てることができるかかなって思っています。
それこそ、アフィリエイターだけではなくYouTuberの台頭だってその瞬間を見ていたわけです。それをいわば「素通り」してしまった点が、自分の限界なんでしょうね(苦笑)
だからこそ、これからWebライターで頑張りたいって人には募集案件を見て応募するを繰り返す、いわば「受け身のWebライター」ではなく、募集案件の仕事をこなしつつ、プラスアルファで自分なりのマネタイズの方法を模索する行動力が求められる…というか、それがなければ専業のWebライターは難しいってことなんでしょうね。
その点ではやっぱりWebライターは副業として取り組むくらいがちょうど良いのかなって思いもありますね(笑)