Webライターに限らずフリーランス全般に言えるのは、お仕事をして終わりではなく、お仕事をして「報酬を受け取って」終わりです。
お仕事だけしたのに報酬が支払われない状況はあってはならないのですが、このような状況が起こらないとも限りません。そこで、このような状況に陥ることがあるのかや、もしも陥った時にはどうするのか、これまでの経験をから紹介します。
実は、お代が振り込まれないことは割とよくある話です。これはクラウドソーシングでも同様です。直接取引で振り込まれない状況はもちろんですが、クラウドソーシングでもあります。ただ、この状況は大きく二つに分類されます。
これはクラウドソーシングで多いですね。クラウドソーシングの場合、お仕事が終わった後に「完了」をさせなければならないんです。これを押し忘れていると、お代が振り込まれないというか、終了となってお代がこちらにプールされないんですよね。
ただ、これに関しては問題解決はさほど難しくありません。「完了お願いします」「ご確認お願いします」的なメッセージを出して対応してくれればそれで終わりです。
一方で、相手が「明確に」支払わないケースも残念ながらいくつかあります。
これに関しては問題解決は少々面倒です。
ただ、こういったこともWebライター、ひいてはフリーランスにとっては宿命というか決して他人事ではないと思うんですよね。これは本当にいろんなシチュエーションというか、十人十色だと思いますし、相手にも相手の言い分がある問題かなとも思います。
そこまで頻繁に起きている訳ではありませんが、それでも時々起きる代金の未払い騒動。基本的に、この問題はクラウドソーシングではなく直接のやり取りで起きています。
だからこういった問題を回避したいのであれば、クラウドソーシングのみを活用するのも手ですよね。
手数料を取られるとはいえ、その料金が保険というか、一種のリスクヘッジに繋がっていると思えば決して無駄ではないって考え方もできます。いずれにせよ、自分自身が起きた代金未払いの問題とその結末や自分自身が行った対策・結果等をお伝えします。
これは自分自身、今でも覚えています。
まだまだWebライターとして駆け出しのころで、副業として取り組んでいた時のことです。クラウドソーシングではなく、案件掲示板で知り合った方とのやり取りで、メールで「記事をお願いします」「分かりました」とやり取りする間柄で、納品したらすぐに記事数分のお代を支払ってくれていたんですね。
その時もいつも通りにメールで指示をもらったので記事を書いてお出ししたら「キャンセルのメール出しましたよね?確認していませんか?」と。
もちろんそのようなメールは見ていません。迷惑メールボックスにも入っていないですし、そもそもそれまで普通にやり取りしていた方のメールが、キャンセルのメールだけ急にゴミ箱や迷惑メールに届くってのもおかしな話ですよね(苦笑)
「うちでは必要ないのでそちらで自由に使ってください(笑)」ってメールが届いたのは本当に今でも覚えていますね。
結局は自分の未熟さ故、泣き寝入りで終わってしまいましたが、この時の教訓からいろいろと確認しないとなってこと、そして業者は全員が全員しっかりしている訳ではないってことを自覚しましたね。
実はこれ、2回ほどあります。いずれも運営会社自らの公式ホームページでライターを応募しているのを見かけて応募したんです。
当初は良い関係を築いていたんですけど、やっぱり次第に疎遠になるというか。一社目の方は担当者が変わって、新任の方とはあんまり合わないなって思ったんですよね。
それで次第に案件を任されることもなくなっていったんですけど、任されることがなくなっても過去に作業した案件分の請求書は発行しなければならないんです。
それで請求書を発行したけど無視されて支払われないってパターンですね。二社目もほぼ同じで、こちらは別に担当者が入れ替わったとかではないんですけど、次第に仕事量が減っていって、出した請求書に対応してもらえないってパターンですね。
一社目に関しては何度かメッセージを送ってようやく対応してもらいました。いわば「仲違い」というか、それでご縁がなくなっていったって話なので、向こうからの返信は一切ありませんでした。
でも、数回程メッセージを送ったら対応してくれたので、それで良いかなと。こちらとしても別に「新しく仕事をください」とかって主張したい訳ではなかったですし。一方、二社目はかなり厄介でしたね。メッセージを送っても無視されたので、再度メッセージ。
それでも無反応なのでSMSや電話をかけたんです。電話に出たと思ったら「あとでかけ直します」って言われて、結局数日振り込まれず。もう一度電話したら「かけ直しますんで」って。さすがに腹立ちましたね(苦笑)
SMSで「再度電話とかではなく請求書に対応して欲しいだけです」ってメッセージを入れて、それから数日後くらいに振り込んでもらえましたかね。
この料金回収のリソースって、本来であれば不要なものなので「無駄だなぁ…」と思いながら電話をかけましたが、無事に回収できたので良かったと言えばよかったんでしょう。
ただ、会社名は伏せますけどこの業者様、こういったことは日常茶飯事なのかなって雰囲気も感じました。まぁ立場の弱いWebライター相手に同じ土俵に上がる必要なんてないでしょうから仕方ないですが。
結局、代金が振り込まれない場合でも相手に連絡を入れ続けるしかないんですよね。一応フリーランス・トラブル110番っていうサービスもあります。
ただ、これは話を聞いて何をするのかを提言してくれるものの、相手に対して何らかのアプローチをしてくれるとかではないんです。
例えばお代の支払いに対応しない相手業者に対して勧告をしてくれるとかではないんです。あくまでも弁護士が民事として相手に対してアクションをしてくれるってことなので、当然ですが費用も時間もかかります。
こういった点一つとってもWebライターというか、フリーランスの立場の弱さが浮き彫りになっちゃいますが、こういったトラブルが嫌ならクラウドソーシングのみでって話になりますよね。