現役Webライターによるいろいろな思い

Webライターからステップアップできる道って何があるの?

「Webライターは副業としてはありかもだけど本業としては厳しい」が持論の自分ですが、その理由の一つにステップアップが難しい点があります。

この点に関しては結局は自分次第かもしれませんが、自分次第ってことは、裏を返せばWebライターのお仕事をしているだけではスキルアップができないってことですよね。

正社員であれば目の前のお仕事をこなすことで自然とスキルが身につくだけではなく、新しい道筋が見えたりするものですけど、Webライターはというと、正直難しいんじゃないかなと。

それでも自分自身が思う、Webライターのステップアップの方向をいくつかご紹介していきましょう。

Webライターのステップアップの選択肢

SEOディレクター

真っ先に浮かんだのはこれですかね。これは決して「Webライターの先にある」というよりは、Webライターとして働いてSEOディレクターを見て知るって形ですかね。

Webライターとして働いているとSEOディレクターとお仕事をする機会が多いんです。

だからSEOディレクターがどういったお仕事をする立場なのかを把握できるんじゃないかなと。ただ、あくまでも「把握」であってSEOディレクターにとって必要なスキルが身に作って訳ではないと思うんですよね。

そもそも、Webライターのお仕事は「文章を書く」ですけど、SEOディレクターのお仕事は調整役。

Webライターにお仕事を割り振ったり、進捗を確認したり。その点では別に「テキストを作成することで得られるスキルを発揮する」ではないんですよね。

Webライターとして接することで、「こういったお仕事もある」って気付いて、元々調整や人とのコミュニケーションが得意な人であれば仕事として取り組めるんじゃないかなと。

ただ、あくまでも体感的なものではありますけどフリーランスのSEOディレクターの需要そのものがそこまで多くは無いんじゃないかなと。

繰り返しになりますけど、Webライターのお仕事は減少傾向にあるんです。ということは、Webライターを統括する立場のSEOディレクターのお仕事だって減っているであろうことは言わずもがなというか。

現実的に、Webライターのお仕事が少ないけど、でもSEOディレクターが足りていないってことはそうそうないと思うんですよね。

コンサルタント

これは仕事次第では可能なんじゃないかなと。

そもそも論ですけど、Webライターにせよコンサルティングにせよ資格を必要とするものではないので、どちらも名乗ってしまえばなれるものですが(笑)

ただ、Webライターでお仕事をしているとSEOに関しての知識はもちろんですけど、お付き合いや信頼度次第では結構いろいろと権限を渡してもらえるんですよ。

例えば自分の場合、とある業者さんとのお付き合いではアナリティクスを見ることまでできました。

他の業者ではとある広告の入稿テキスト作成のために広告に有用とする考え方、さらには具体的な文字数や方法までレクチャーしてもらいました。

これらを知っていれば、それなりにコンサルティングもできるんじゃないかなと。

ただ、コンサルティングはそれこそ実力の世界。「何をしてきたのか」で判断されるので「Webライターやってました」だけでは弱いんじゃないかなと。

ただ、地道な所からコツコツと初めて、大きなキャリアとしてアピールすることはできるんじゃないですかね。

自分の場合だと、とあるクリニックの業者様とのお付き合いの中で、サイト制作に関していろいろな意見を求められたことがあります。

  • SEO的にどうすればよいのか
  • どういった形でサイトを作った方が良いのか
  • サイトを大量生産するにあたってのポイントはどうするのか

など、実際にクリニックに足を運んであれこれ話したこともあります。

そのクリニック様、自分自身の努力だけではないですけど今ではとあるキーワードでは1位表示されているんですよね。

これ、いわばコンサルティングなんじゃないですかね(笑)

自分自身、「コンサルティングもしています」とはアピールしていませんけど仕事内容としてはまさにコンサルティングそのものですよね。

いろんなクライアントとお仕事をして、いろいろな指示を受けるってことは、表面的には「毎回違うことを言われて面倒」ですけど、長期的視野で見れば「いろんな知見を得られる」と考えることもできるんですよね。

だからWebライターとしての活動が長い人や、いろんなクライアント様とお仕事をしてWebに関する様々な知見を得たら、コンサルタントとしても活動できる知見を得ていると考えることもできると思うんですよね。

後は行動力だったりコミュニケーション力・話術だとか次第でしょうけど。

アフィリエイター

これは「ステップアップ」なのかは一概に言えないんですけど、Webライターのお仕事をしていれば、自分でアフィリエイトに取り組む知識は得られるんじゃないかなと。

それこそWordpressへの入稿方法と宣伝の貼り方はお仕事の中で取り組むことが珍しくないですよね。

だからあとはサーバーとの契約方法だったりアフィリエイトを提供しているASPの選び方だったりさえ覚えてしまえば、簡単にアフィリエイトに取り組めます。

それこそWebライターのお仕事に取り組む中で指示されるであろうSEOの考え方・実践方法はアフィリエイトでも活きるものです。

ただ、アフィリエイトでどれだけ稼げるかは未知数です。取り組むことだけであればすぐにでもできると思いますが、稼げるのかと言われると何とも言えないですね。

Webライターの講師

自身のキャリアを活かしてWebライターを教える側になることもできますよね。

選択肢としては、Webライタースクールの講師として雇われるか、あるいは自分自身で例えばココナラのような場所に「Webライターのノウハウ教えます」みたいな形でスキルを出品したり自分で商材としてパッケージングしたりなどもできますよね。

ただ、これはやっぱり「人に教える」ってスキルが必要だと思うんです。

実は自分もこれはとあるクライアント様とのご縁で一時期お仕事として向き合っていましたが、かなり難しいです。

オンラインでWebライターについてのスキルを教えるってお仕事だったんですけど、あくまでも「クライアントが用意するマニュアルに沿って教える」ってものだったんですね。

クライアント様とはそれなりに長い付き合いで信用してくれたからこそこういったお仕事を回してくれたと思うんですが、そこでの立ち回りは難しかったですね。

ステップアップを見越して仕事を選ぶなら?

既にWebライターとして仕事をこなしていて、ステップアップも視野に入れたいなって思った時にこなすべきお仕事についても紹介します。

ただ、これは本当に少数というか、なかなか思うようにいかないってのが本音です。

やっぱりWebライターのお仕事ってあくまでも「テキストを作成する」なので、なかなか難しいとは思いますが、報酬だけじゃなくて「貴重な経験」って点で、これらが含まれているのはチャレンジしてみるのも良いんじゃないかなって思うものをいくつか少ないですが挙げてみましょう。

WordPressへの入稿

「Webライターのお仕事はテキストを作ること」だと考えている人は多いと思いますが、Wordpressへの入稿はチャレンジした方が良いかなと思います。

WordPressへの入稿は決して面倒ではないですし、ある程度操作を覚えておいた方がアピールになります。それに、自分自身でサイトをって時にも役立ちますよね。

まぁ今の時代はWordpressを使わなくともnoteとかSNSでも代用はできますけど、本格的なサイトをって思ったらWordpressを使えた方が良いと思いますし。

それに、WordPressの練習ってなかなかする機会がないんですよね。

  • 「操作に自信がない」
  • 「難しそう」
  • 「ミスしたらと思うと躊躇する」

って思うかもしれませんが、Wordpressの操作方法は検索すればいくらでも出てきますし、「Wordpressはあまり使ったことがない」って正直にカミングアウトしたうえでWordpressへの入稿まで任されているならクライアント様に操作方法を聞くのもありだと思いますよ。

外部ツール

ChatworkとかSlackとかの外部ツールを使用したお仕事も、こなしておいた方が良いんじゃないかなと。
クラウドソーシングってメッセージ機能の使い勝手があんまりよくないのもありますし、この手の外部ツールを使用すると他のWebライターを見ることができるんです。

これ、結構役立つと思うんですよね。

他の人はどういった応対をしているのかや、それこそ他のWebライターが作成した文章を見ることもできます。

Webライターのお仕事っていわば「個人プレー」なので、自分以外のWebライターのお仕事とか見たり触れたりする機会があんまりないですよね。

だから自分の作っているテキストのレベルがよく分からないんです。

でもこういった外部ツールを使用して、いろんな人と触れることで自分のレベルがある程度分かるというか。

それに、レベル抜きにいろんなやり取りを見ることでSEOディレクターのお仕事も何となく分かるんじゃないかなと。

YouTubeの台本

このお仕事をこなすと、YouTubeの台本の作り方が見えるので、自分自身でYoutubeチャンネル開設できるようになりますよね。

動画編集もピンキリというか、ものすごく凝ったものもあれば割とシンプルというか、それこそ紙芝居感覚のものもあるんですよね。

台本の場合、あくまでもテキストではありますけどどういった狙いで台本を作るのかや、見本の動画を見せてもらうことで動画そのものも分かるんじゃないかなと。

ちょっとカテゴリー違いの面もあるかもしれませんけど、ただ今後、サイトのテキストコンテンツの需要が低下していくことを考えると「書く」ってお仕事を通して新しいジャンルにチャレンジする下地となるんじゃないかなと思いますよ。

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