NetflixにてACEesのRIDE ON TIMEが配信されましたね。11月の初めに配信開始されましたが、期間限定ではありませんので今からでも閲覧可能です。
RIDE ON TIMEといえばいわゆる「ジャニーズ問題」が勃発するまでは定期的に放送されていたものですね。START Entertainment社に代わってどうなるのかと思いましたが無事に復活。管理人もこのシリーズは大好きで、いろんなグループを見ています。
そして「デビュー当確」と囁かれているACEesが扱われることになりました。ここでは見た感想を管理人主観で語らせていただきます。また、ネタバレを含みますのでまだ見ていない方は見終えてからこちらを見ていただけますと幸いです。
単刀直入に言えば「推されにも推されの苦労・重圧がある」でしょうかね。
上記の記事でもお伝えしましたけど、ACEesはいわば「デビュー当確グループ」なんです。このまま何もなければデビューするグループなんですよね。そして、それは他ならない彼ら自身も分かっていることでしょう。思ったのは「言っていいことといけないことがあるからこそ、発言に気を付けている」なと。
その点では「本音を語ります」ではなく「語れる範囲のことを語ります」だったと思いますね。もちろんこれはACEesの面々が悪いってことではなく、事務所の方針もあるでしょう。むしろ「明け透けに全部語ります」ができない立場であることを感じさせるのが、「デビューが決まっているんだろうな」と思わされるというか。
1つおよそ30分が4つということで、およそ120分ですかね。その中で最も印象に残ったのは「美少年の歌を歌うか」の部分ですね。
初めてのライブがアリーナツアーのACEes。期待値「大」であることが伺えますけどそこでのセトリで、「美少年時代の歌を歌うのか」という問題が生じました。
その際、浮所さん、佐藤さんは「歌いたい」とのことでしたが、他の3人、特に那須さんは大反対。この映像を見た時、那須さんは聡明な方だなと思いました。
要約すると「歌ったところで喜ぶのは(元美少年の)3人のファンだけ。ACEesのファンはまだまとまっていないからリスクしかない」といったニュアンスの言葉を発します。これに乗る形で、作間君と深田君も反対のスタンスを取りました。
ACEesのアリーナツアーはジュニアシャッフルの衝撃がまだまだ収まっていない頃でした。むしろ1年近く経過する2025年の年末でさえ未だにシャッフルに対しての反対・ネガティブな意見を見かけることが珍しくないんです。それをシャッフル直後のアリーナツアーでとなれば、確かに元美少年のファンにとっては嬉しいことかもしれません。
そもそもACEesには3人の元美少年メンバーがいますので、いわば「半分以上が元美少年メンバー」になります。そのため、浮所さんや佐藤さんからすると、心の奥底でACEesは「美少年の延長」的な考えがあったのかもしれませんね。一方で那須さんは「別物」との認識があったのでしょう。
このような声があるのもよく分かります。自分自身、正直那須さんのことはいわゆる「シュークリーム事件」でのことしか知らなかったんですけど、物事を冷静に考えられる人なんだなってことが分かりました。
確かにあの時点で美少年の歌を歌った場合、炎上していたのは間違いないんじゃないかな…と。
ましてやACEesは「会社の推され」です。そんな「会社から推されているグループ」がジュニアのファンの気持ちを逆なでするような選曲をするのはリスクがあるのも当然です。
ただ、こういった「俯瞰的に見れる聡明なアイドル」だからこそ、皮肉にもRIDE ON TIMEは正直そこまで面白くはなかったというか…。これは冒頭でもお伝えしたように、きっと那須さんからすれば「言っていいこと・いけないこと」をしっかりと区別していたと思うんですよ。
だからどうしてもカメラの前、さらには配信される言葉は「差し障りのないもの」にならざるを得ないというか。好き放題あれこれ言っているキャラの方が魅力的に映ると思うんですけど、こうしてぐっと心の奥底でいろいろなことを咀嚼しているであろうことを考えると、推されにも推されの悩みがあるものだなと思わされましたね。
あと一つ、印章に残ったシーンがあるんです。それは深田君の「初めてイヤモニをする」って台詞。
イヤモニはジャニーズだけではなく、ライブを行うアーティストにとっては特別なものではないと思うんですけど、深田君はそれが初めてだと。一方で、作間君は舞台上の演出の細かい部分までチェックしていましたよね。HiHi Jetsと少年忍者。どちらが上だとかそういった話ではなく、それまでの場数の違いを如実に感じたシーンでした。
自分自身、いわゆるジュニアシャッフルでジュニアという存在に興味を持つようになったので、これだけの「経験の差」があることに驚きました。