現役Webライターによるいろいろな思い

B&ZAIのRIDE ON TIMEを見て思った大化けの可能性

遅ればせながらRIDE ON TIMEのB&ZAIを見た感想をお伝えしていきましょう。

ACEesのRIDE ON TIMEの感想は→こちら

B&ZAIはACEesやKEY TO LITと比べるとちょっと知名度が劣る部分もあるんじゃないでしょうか。

ACEesやKEY TO LITはバラエティ系の番組に出ている人も多いですし、「デビュー当確」「事務所の本命」と囁かれているACEes、メンバー発表のその瞬間から「ここが絶対一番面白い」「むしろここが一番跳ねそう」など、実力を評価する声が高かったKEY TO LITと比べると、どうしても地味な印象というか、「残り者が集まった」みたいに思ってしまった人もいるかもしれません。

自分もそうでした。そこまでジュニアに詳しくなかった身からすると、橋本涼さん以外はあまり知らない人たちばかり。ACEes、KEY TO LITと比べると「寄せ集め感」をどうしても覚えてしまったんですけど、知れば知るほど実は可能性を秘めているグループだなって感じました。だからか、RIDE ON TIMEもかなり見応えのあるものでした。

以下ネタバレを含みますので、まだB&ZAIのRIDE ON TIMEを見ていない方はご注意ください。

B&ZAIのRIDE ON TIMEを見た感想

まず思ったのは、どのメンバーも割と本音を語ってくれているなと。もちろん心の奥底は分かりませんけど、ただACEesのRIDE ON TIMEの感想でもお伝えしましたけど、推されている彼らは言えること・言えないことがあるんだなってことが伺えたんですよね。また、言えることでも表現・言い方に気を遣っている感というか。

でもB&ZAIの面々は割と本音が感じられるというか。ここら辺は「次のデビュー組」と「デビューはまだ先」と捉えているグループの差かもしれません。もちろんB&ZAIのメンバーとてCDデビューを目指しているのは言うまでもないでしょう。ただ、「次のデビューは自分たち」だと知らされているであろうACEesと、「いずれデビューして、さらには長くBANDとして活動したい」と考えているB&ZAIの違いというか。

だからこそ、見応えがありましたよね。有名人云々じゃなく、やっぱり心からの本音って聞き応えあるものじゃないですか。バンドの練習シーンなんかもそうですけど、B&ZAIのRIDE ON TIMEはすべてが「等身大」というか。ACEesより1話多い、全5話でしたけど、どれも見応えがあって面白かったです。敢えて言うとすれば、4話の中盤がLIVE映像ばっかりになっちゃった点でしょうか(笑)

LIVEの彼らを見れるのは嬉しいんですけど、せっかくのRIDE ON TIMEなのでLIVE映像「だけ」じゃなくてもっと心情面を語っているシーンを見たかったなって。まぁ別に大きな不満って程ではないんですが(笑)

キャリアの差を痛感

これはACEesの時、深田君が「イヤモニ初めて」って言っていたことに相通ずる部分がありますが、川崎君の「トロッコ乗るのが夢だった」って言葉に、やっぱり同じ「ジュニア」でもキャリアの差があるものだなって思いました。それこそ同じジュニアでもHiHi Jetsはトロッコに乗っていますよね。でも、少年忍者はまだだったってことなんでしょう。

さらには橋本涼さんはACEesの作間君同様、セットリストのチェックだったり舞台の演出のチェックしたりとしっかりとキャリアを積み上げているんだなってことと実感しました。もちろん「キャリアがない=悪い」ではないですから。むしろ初めてのことで喜んでいる川崎君が可愛らしかったですよね。そんな川崎君ですが、趣味程度だったドラムを必死に練習している姿は、胸を打たれるものがありました。

川崎君といえばそのアクロバットの素晴らしさが挙げられますけど、ドラムになるってことはアクロバットができないじゃないですか。一応B&ZAIはドラム一辺倒ではないのでアクロバットを披露するシーンもあって、いくつかの番組で見て感動していますけど、「ドラムをやれ」って言われた時には、自分の特技が封印される可能性もあった訳ですよね。

それでも新天地に飛び込んで、かつ「食っていくためだから」と愚直に修練する。心を動かされないわけがないですよね。これは川崎君だけじゃなく、鈴木悠仁君、稲葉通陽君の「元忍者組」にも言えますけど、やっぱり新天地に飛び出すことって本当に覚悟が必要だと思うんですよ。

それこそアルバイトのように「やっぱり向いていないんで辞めます」なんてできないじゃないですか。結果的に少年忍者も終了となってしまいましたけど、B&ZAIに飛び込んで「やっぱり忍者に戻ります」なんてできないことくらいは3人も分かっているんです。それでも飛び込んでくるっていうその姿勢にまず心を打たれましたよね。

さらにはそこで前向きに頑張っている姿を見たら、やっぱり応援したくなりますよ。

もちろんそれは、元忍者組以外の5人も同様ですけど、YouTubeを見ても「橋本涼+7MEN侍の4人」みたいな雰囲気はありますよね。B&ZAIのYouTubeで川崎君が「なんでうちら3人を受け入れてくれたのか?」みたいな質問をしている回があったと思うんですよ。

この回ですね。

時系列的に、橋本涼さんと元7MEN侍の4人が合流。その後、元忍者の3人が加わるって形なんでしょうね。厳密には8人全員が「新天地」ですけど、これは映像の中で菅田君が「うちら4人」みたいに言っていたように、「元7MEN侍の4人」って意識は強いのかもしれませんね。その点では橋本涼さんこそまさに「新天地」そのものですけどね。

「ジャニーズ」に留まらない大きな可能性を秘めているんじゃないか

B&ZAIを見て思ったこと、それは「ジャニーズ・アイドルって枠に留まらない大きな可能性を秘めているんじゃないか」ってことなんです。

バンドスタイルではありますけど、バンド一辺倒じゃないんですよね。それこそ5話でも披露していたように、矢花君のベースと残り7人で歌うとか、既存の「バンド」にとどまらず、それぞれの楽器を武器に8人で1つの形にする。それがB&ZAIのスタイルだと思うんです。それこそローラースケートだって混ぜることができるってなると、以前も思いましたけど競合があんまりいないですよね。

世の中にバンドは多々あります。アイドル、最近では「ボーイズグループ」なんて呼び方をしますけど、そういった人たちもいっぱいいます。でも、楽器しながらアクロバットしたり、ローラースケートで滑ったりなんてグループはさすがに他にいないんじゃないですかね?

その点ではACEesやKEY TO LIT以上に「大場家の可能性」があるグループなんじゃないかなって思うんですよ。

確かに現時点では「ジュニア」って括りになってしまっていますのでアイドルが好きな人以外にはなかなか届きにくいかもしれません。ただ、今後デビューして露出が増えていけば「なんか面白いグループ」「他にはない個性的なグループ」として評価されるようになっていくんじゃないかなと思うんですよ。

現時点ではACEesやKEY TO LITと比べると「まだデビューが先なんじゃ」みたいな雰囲気があるかもしれませんけど、デビューしたら何よりも面白くなりそうなのはACEesやKEY TO LITよりもB&ZAIなんじゃないか…まぁあくまでもただの個人的な感想ではありますが。

ただ、Snow MANだって同時デビューしたSixTONESの方が当初は注目度高かったと思うんですよ。つまり、デビューした後は「対世間」となるのでアイドルファンだけの尺度ではなく、いろんな価値観の中で戦うことになるので、B&ZAIはデビューしてからの方が期待できるグループだなと思いましたね。

…まぁそこまでが大変なのかもしれませんが…。