2025年2月、かつてのジャニーズジュニア、現在の「ジュニア」界隈に大きな衝撃が走りました。
それは既存ユニット解体と新ユニットの発表です。それまでジュニアはHiHi Jets、美少年、7 MEN 侍の3つのグループが、いわゆる「デビュー予備軍」とされていました。旧ジャニーズの直近のデビューは2024年5月のAぇ!groupでしたが、次はHiHi Jetsか美少年だろうとささやかれていました。
その中での「シャッフル」は、大きな衝撃をもたらしました。未だに現実を受け入れたくないファンが多々いるのも、アイドルマニアである管理人として分からない話ではありません。
そこで今回は、あくまでも管理人の独断と偏見でACEes、KEY TO LIT、B&ZAIの今後について、いろいろと語っていきたいと思います。
新体制発表が2月中旬でしたが、いろいろとバタバタしていたのでしょう。5月になってようやくジュニアチャンネルも新体制で動かすことが発表されました。
そして5月16日から3日連続でB&ZAI、KEY TO LIT、ACEesと順番にYouTube生配信が行われます。この結果だけを持って「どこが人気だ」と言うつもりはありませんが、一つの指標として参考になるのも事実。ということで、5月22日現在の3組の視聴者数は下記となります。

ACEesだけ赤いバーがありますが、それはあくまでもこのPCから閲覧したのであって、B&ZAI、KEY TO LITのいずれも閲覧させていただいております(笑)
これを見ると、KEY TO LITとACEesが接戦ではありますが、KEY TO LITはACEesよりも配信が1日遅かったので、配信に関してはKEY TO LITが一番回っていることになりますね。
ということで、これらの生配信を見たうえでの、各グループのそれぞれの感想を語らせてください。
B&ZAIに関しては橋本涼は存じ上げています。7 MEN 侍だったメンバーも名前と顔が一致するくらいには知っていますね。特に菅田琳寧君は男から見ても格好いいなと。あと確かBSで放送している元光GENJI・佐藤アツヒロと内海光司の番組にゲストで出ていたと思うんですよ。そこで知りました。
再生回数にも現れていますが、知名度的には3組の中で最も低いんでしょうね。ただ知名度と魅力は決して比例する訳ではないですし、むしろこれからもっと多くの人に知ってもらったら跳ねる可能性だってある訳です。
ただ思ったのは、橋本君がかなり頑張っているというか。これはこのYouTube生配信だけではなくて、Amazon PRIMEで配信されている番組でも感じるんです。あくまでも個人的なイメージですが、HiHi Jetsの頃の橋本君は一歩後ろ…いや、半歩くらいですかね。だから落ち着いていて、クールでニヒルというか。でもいじられるとお茶目。そんなイメージを持っていたんですけど、B&ZAIになってからキャラが変わったんじゃないかってくらい前に出るし喋るし。「自分が引っ張らないと」って意識が強いのかもしれませんね。
あと矢花黎君、格好いいですね。どことなく今井翼に似ているって思っていましたけど、アイドルというよりもギタリストみたいなたたずまいで。
こちらは深田君以外は知っていました。深田君に関してはあまり存じ上げなかったんですがいい子というか、気配りしている子だなって印象です。ただ、これはACEesの面々の問題というよりもグループカラーだと思いますが、どうしても「良い面」を見せるというか、いわば「王道アイドル」じゃないですか。そうすると、あんまり尖ったことは言えないでしょうし、「リスクをとってでも笑わせる」ではなく「無難」を選ぶというか。
そもそもアイドルに笑いの要素がいるのか?って話からしなければならないかもですが、きっとACEesが好きな方って「面白いこと言って笑わせて欲しい」とか「パンチライン残して世間に傷跡残して売れてくれ」とかじゃなく、ステージ上のキラキラした彼らが好きだと思うんですよね。
そうすると作間君って勿体ないんじゃないかな…と。でも、そういったことって事務所だってわかっていると思うんですよ。そうすると、ACEesの鍵を握っているのって知名度のある浮所君ではなく、作間君なのかな…と。「顔面偏差値の高いイケメンだけを集めました」では、飽きられてしまうのも早いと思うんですよ。でも作間君がいることで何が起きるか分からない可能性を秘めているというか。
それこそHiHiの時のような個性を発揮することができた時こそ、このグループの本領発揮なのかなとも思いました。
こちらも全員存じ上げています。猪狩君は多くのバラエティ番組に出ているとあってやっぱり上手いですよね。佐々木君の銀テープの話とか、思わず声を出して笑ってしまいましたから。
ステージ上のキラキラ感が魅力であろうACEesと比較すると、エンターテイメント性が高いというか。あくまでもイメージですが「キラキラしたステージングでファンを楽しませる」がACEesなら「ファンを楽しませるならなんでもやる」がKEY TO LITというか。(あくまでもイメージです)
その点ではなにわ男子とAぇ!groupの関係性に似ているのかもしれませんね。そして個人的にはここが一番売れそうなグループだなと思いました。
YouTube生配信を経て、それぞれが本格的に始動することになりましたが、そもそもこれらの「シャッフル」が必要だったのかとの声は多々あります。
このようにシャッフルから3ヶ月を経ても受け入れられない声は多々あります。
個人的にも「なんで?」って気持ちが強いです。HiHi Jetsや美少年、7 MEN 侍に愛着があったということではなく、メンバーをまるで席替えのように変えるのはいかがなものなのかという意味です。
あくまでも個人的な価値観ですが、アイドルって大河ドラマだと思うんですよ。例えば
みたいな、時間を経ることでより楽しめることがあると思うんですよね。今回に関していえば、HiHi Jetsや美少年、7 MEN 侍それぞれのユニットに、それぞれのドラマがあったんです。例えばHiHi Jetsだった橋本君と井上君。入所日・年齢まで同じだった二人なんて、デビューした時の最高のドラマな訳です。それを詳しい内情は知りませんが、ドラマを切り捨てる。
さらにはシャッフル。これはちょっとオタク心理を理解していないんじゃないかなと。
一説には、それぞれのグループ名に社会問題となったジャニーズ創業者のイメージがあるからともささやかれていますが、であれば関ジャニやジャニーズWestのようにユニット名だけ変えればよかったんじゃないですかね?
もちろんSTARTO Entertainment側にもいろいろな考えがあるとは思いますが、ジャニーズ事務所と比べるとファン心理への理解が薄いんじゃないかなと。
Lilかんさいの件もそうですよね。Lilかんさいについてはこちらで詳しく語っているので併せてご覧ください。→Lilかんさいと當間琉巧の今後は?
それまで培ってきた歴史を、まるでゲームのようにリセットする。真剣に応援していたファンであればあるほどいろんな感情を抱くのはよく分かる話です。
例えばこれが本人たち主導であればまた印象は違うと思いますが、話を聞いていると事務所主導であることが伺えます。
さらにはユニットから外れることになってしまった美少年の藤井直樹さん。
XやInstagramなどSNSアカウントを開設しましたが、裏を返せば二度とユニットとして活動しないって現実を突きつけられてるとも言えますよね。これも藤井直樹さん本人が「個人でやりたい」と主張してのものであればいいでしょう。
しかし実際には「ユニットに入っていないことに気づいた」的な、つまりは前もって本人たちが調整したものではなく、事務所側の匙加減だったことが伺えます。
「ジュニア」と呼ばれる彼らは誰一人悪いことはしていません。しかし、こういった事務所の采配に不信感を持って「もういいや」となってしまったファン減少による被害はジュニアの面々に影響が出るんです。なんとも言えない気持ちになりますね。
YouTube生配信の再生回数こそKEY TO LITがトップではありますが、いろいろな報道を見ていると事務所が推したいのはACEesであることは明白です。1組だけ扱いが違いますもんね(苦笑)
ただアイドルファンもさまざまです。不遇をかこっている推しを押し上げるためにいろいろと頑張るファンも多いです。
それこそAKBが行っていた総選挙もそうですよね。運営が決める立ち位置が不満ってことで、「じゃあファンで決めて下さい」と。結果、それこそあまり知られていないようなメンバーが思わぬ上位に進出するってこともありましたよね。
今回明らかにACEesが推されていますが、その状況に対して「ACEesに負けていられない」って思うB&ZAIやKEY TO LITのファンが多ければ多い程、事務所内におけるバランスというか、それこそ「デビュー枠」も変わってくると思いますし。
ただ、これはあくまでも「アイドルファン心理を理解している事務所」がやる手法ですよね。
急にジュニアをシャッフルするような、アイドルファン心理を理解していない事務所としては、「事務所のリソース使えばファンが増える」っていう思いで、ただただACEesを推すってだけの展開になる可能性もあります。
もちろんACEesのメンバーは悪くありません。事務所の人間が「この子たちを推したい」って思う何かがあるんですから。
さらにはこういった状況に対してのプレッシャーもあるでしょう。
ただ、アイドルの世界もビジネスです。今後、ACEesだけではなく、KEY TO LITやB&ZAI、さらには他のジュニアのメンバーで大きな話題を集めれば、デビューに近づく可能性が高まるはずです。
その点では本当に「まだまだこれから」なんでしょう。ただ、デビュー目前と言われていたHiHi Jetsや美少年のファンにとっては複雑でしょうが…。