現役Webライターによるいろいろな思い

自己アフィリエイトとは?webライターからみたメリット・デメリット

自己アフィリエイト(以下、自己アフィリ)とはアフィリエイト商材を自ら購入することです。

アフィリエイトとは本来は商品を紹介し、購入者が現れることで「紹介料」が発生するシステムです。

インターネット初期はアフィリエイトに関する詐欺が多々ありました。自分自身もいろいろな詐欺を見ました。

そんなアフィリエイトを自分でというものです。もちろんルールとして認められているものですが、今回はこの「自己アフィリ」について、いろいろと解説していきましょう。

自己アフィリとは?

自己アフィリとはアフィリエイト商品を自分で購入するものです。

自己アフィリが許されているものもあれば、許されていないものもあるので自己アフィリを行うに当たっては「自己アフィリが許されているのか」を確認する必要があります。

認められているAPIでの自己アフィリであれば、自分自身でアフィリエイト商材を購入することで商品を購入できると共に、仲介料という形で報酬を入手できます。

webライターと自己アフィリ

ここからはあくまでも「自分自身の体感」的なものですが、自己アフィリはメリットもありますが、いくつか気を付けるべき点もあります。そのため、「誰でも出来る」とは言い難いです。

例えば比較的簡単に開始できるAmazonアソシエイト。Amazonの商品ページから簡単にコードを取得出来るので、そのコードをSNSやメールで送るだけで簡単にアフィリエイトが可能ですが、Amazonアソシエイトでは自分自身はおろか家族の購入も禁止しています。

仮に自己アフィリを行った場合、報酬が発生しない点はもちろん、Amazonアカウントの停止もあり得ます。

noteやSNSでは実質「不可能」

自己アフィリの多くが、「自分のサイトで行うもの」です。そのため、noteやSNSでは不可能です。というのも、自己アフィリのためにはまずはアフィリエイトサイト(API)に登録しなければならないのですが、その際にメールアドレスや名前だけではなう、サイトの登録も必要です。

そして自己アフィリを提供しているAPIの多くではnoteやSNSでの登録を認めていません。「webサイト」という形でなければ自己アフィリは難しいのが実情です。

そしてwebサイトの場合、サーバーやドメインを用意しなければなりません。もちろんレンタルサービスがありますが、メールアドレス程度で即アカウントが発行されるnoteやSNSと比較すると、ハードルは高いと言わざるを得ません。

裏を返せば、既に自らのwebサイトを運営している人であれば、自己アフィリのハードルはさほど高くはありません。

自己アフィリの商材の種類

自己アフィリに用意されている商材は一般的なAPI同様、多種多様です。

  • 入会することで報酬が得られるもの
  • 資料請求することで報酬が得られるもの
  • 商品購入時に購入代金から指定利率の報酬を得られるもの

等です。

「入会することで報酬が得られるもの」は、クレジットカードやキャッシング、インターネットプロバイダやFXの口座開設等ですね。つまり、「気軽に」とはいきません。

特にクレジットカードやキャッシングの場合、審査が待っています。

当然の話ですが、審査に通過できなければ自己アフィリの報酬を得ることはできません。

一方で、クレジットカードやキャッシングは自己アフィリの報酬が高額です。

1件で10,000円以上のものもあります。実際、管理人の自己アフィリの中での最高報酬はとあるキャッシングサービスの23,000円でした。

クレジットカードやキャッシングサービスの場合、入会だけのものもあれば利用が条件のものもありますが、管理人が報酬を手にしたものはあくまでもキャッシングの入会のみで良いものなので、とりあえずカードだけ作っておきました。

FXの口座開設自己アフィリは条件が「かなり厳しい」

同じく高額報酬が設定されているFXの口座開設ですが、こちらは自分自身あまり手を出していません。

その理由として、FXの口座開設自己アフィリは多くが「口座開設+取引」なんです。

口座開設だけで報酬を得られるタイプのものは少なく、口座を開設した後に実際に取引することを条件に設定しているケースが一般的です。

しかも、その条件が大抵が10万円以上の取引です。「これからFXを本気で始めたい」って人であれば良いかもしれませんが、自己アフィリのためだけとなると少々ハードルが高いかな…と。

つまり、FXの口座開設自己アフィリは「既にwebサイトを運営していて、かつ今からFXに本気で取り組もうと思っている人」以外にはやや手を出しにくい自己アフィリなのかなと。

クレジットカードの自己アフィリ

クレジットカードの自己アフィリはフリーランスの管理人でもいくつか報酬を手にすることができました。

ただ思ったのは、所得よりもクレヒスが大切なのかな…と。

というのも、管理人は学生時代にvisaブランドで学生カードを作りました。以降、そのクレジットカードをメインで利用しています。だから20年近く利用していることになりますが、遅延は一度もありません。

そのため、Visa系列のクレジットカードに関しては割と審査通過率が高かったです。

裏を返せば、Visaブランド以外のクレジットカードはほぼ審査に通りませんでした。

フリーランスという立場が弱いことは承知していますが、さすがにここまで通らないものなのか…という落胆、衝撃、絶望というか(苦笑)

だから長く勤めている会社員で、かつそれなりに良いクレヒスを誇り、さらには自分自身でwebサイトを運営しているって方であれば、自己アフィリはかなり魅力的なんじゃないかなと。…該当する人がいるかは不明ですが(苦笑)

自己アフィリで良かったこと

あくまでも個人的な感想ですが、自己アフィリで良かったこととして圧倒的に「仕事を埋める」でしょうか。

やっぱりwebライターのお仕事って、時には「何もない」が起きてしまうんですよね。そんな時に自己アフィリがあったことで、良い「穴埋め」になりました。

特にクレジットカードやキャッシング等の高額自己アフィリ案件ですよね。

なんだかんだ、これらにはかなり助けられました。また、クレジットカードにせよキャッシングにせよ、将来的にお金に困った時に助けられるかもしれないですよね(笑)

  • 報酬+セーフティーネット

これが自分自身の自己アフィリのメリットかなと。

自己アフィリのためにサイト運営するのはおすすめできない

では自己アフィリのためにサイト運営をおすすめできるかといえば、答えは「NO」です。

自己アフィリが有益なものだとはお伝えしましたが、それはあくまでも「既にwebサイトを運営している人」であって、自己アフィリのためにわざわざwebサイトを…ってなると、そこまで魅力的ではないかなと。

サーバーにせよドメインにせよ、維持費がかかりますから。

まぁクレヒスや経済的なステータスに自信がある人であれば、クレジットカードやキャッシングの審査通過率も高まることが予想されるのでペイできるかもしれません。ただ、それらに自信がない場合、自己アフィリのためにwebサイトを立ち上げても「お得」となるかは微妙なんじゃないかなと。

自己アフィリはあくまでも「サイト運営のおまけ」が適切

これらを踏まえると、自己アフィリは既にサイトを運営している人、あるいはこれからサイトを運営する人には良いシステムかなと。

自分の場合ですが、アフィリエイトというか何となくwebライターとしてのあれこれを形にしたいってことでwebサイトを運営していたんですよね。

そこで自己アフィリを知って…という流れでした。だから自己アフィリのため「だけ」に出費を強いられたり手間をかけたりってことはなかったんです。

その時の環境でほぼ何も負担を強いられることなく、自己アフィリを開始することができたんです。だから同じような環境の人にはおすすめできますね。

自分の趣味やよく買い物する自己アフィリがある人もおすすめ

自己アフィリはクレジットカードやキャッシングだけではありません。

いろんなサービスがあるので、提供されている自己アフィリの中に、自分自身の趣味があったり、あるいは日常的・定期的に購入しているものがあるって場合も、自己アフィリはおすすめかなと。

購入金額から、数%の報酬ではあっても、まさに「塵も積もれば山となる」で、購入金額・回数次第ではそれなりの報酬となるんですよね。

それこそ報酬が3%だとしても、月に1万円程度、年間で10万円以上購入しているものであれば3,000円程度の報酬を得られます。高いとみるか安いとみるかは判断が分かれる部分だとは思いますが、何もしなければ報酬は発生していないんです。

それを思えば十分に「お得」なんじゃないかなと。

自己アフィリのデメリット・注意点

自己アフィリは一見「誰でも簡単に稼げる」ように見えますが、実際にはリスクや注意すべきポイントも存在します。

無計画に手を出すと、アカウント停止や思わぬ損失につながることもあるので、正しく理解しておくことが大切です。ここでは、特に注意すべき3つのポイントを紹介します。

規約違反でアカウント凍結のリスクも

自己アフィリを許可していないASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)で利用すると、規約違反としてアカウントが凍結される可能性があります。

特に、複数アカウントを使ったり、他人名義で申込をした場合は重いペナルティに繋がることも。必ず事前に利用規約をチェックしましょう。

リピート不可の案件が多く一度きり

自己アフィリで高単価な案件を見つけても、それが一度限りのものだったり、リピートが禁止されているケースがほとんどです。つまり、継続的に稼ぐには不向き。短期的には稼げても、長期的には収益になりにくい構造だと認識しておくべきです。

本来のアフィリエイトスキルが身につかない

自己アフィリは他人に商品やサービスを紹介して報酬を得る本来のアフィリエイトとは異なるため、ライティング力やマーケティングスキルが養われにくい傾向があります。

副業として継続的に収益を上げたい人にとっては、自己アフィリだけに頼るのは遠回りになる可能性もあります。