現役Webライターによるいろいろな思い

Aぇ! groupの3rd・Chameleonの初日売り上げは?健闘?惨敗?

Aぇ!group

6月16日はAぇ!groupの3rdCD「chameleon」の発売日でした。

そして発表された初日売り上げ。

その数字は344,178枚でした。

果たしてこの数字は健闘なのか惨敗なのか、様々な角度から考えていきましょう。

初日売り上げ344,178枚という数字

この数字、Aぇ!groupのファンの方々からは「少ない」という声が聞こえています。

https://twitter.com/bunsuericha/status/1935270244467224624

個人的に、344,178枚という初日の数字は決して少ないとは思いません。むしろ今のSTARTO Entertainmentの中では売れている方だと思うんですよ。ただAぇ!groupが目標として掲げている「国立でのライブ」のためには少ないということなのでしょう。

国立でLIVEをと思ったら、単純に約8万人を動員しなければなりません。なかなか簡単ではありませんが、だからこそ「達成したい目標」として掲げていると思うんですよ。

また、YouTubeの中でメンバーが「ミリオンアーティストになりたい」とも話していました。

個人的に、この時の正門さんの「CDで勝負するのが意味ある職業じゃない?」って台詞は、長年男女を問わずにアイドルを見てきた管理人にとってもかなり刺さる言葉でした。

ファンもそんな彼らの思いに応えたい。だからこそ「売れて欲しい」と願っていたと思うんです。つまりは今回の結果は「期待値より低かった」というのが実情でしょうか。

特に一足早く国立でLIVEを行ったSnow Manと比較して「少ない」と感じたファンも多いのではないでしょうか。そんなSnow Manの売上は下記です。

タイトル初週売上(枚)
D.D./Imitation Rain1,859,372
Kissin’ My Lips/Stories1,178,326
Grandeur1,040,226
Hello Hello962,787
Secret Touch852,959
ブラザービート(Brother Beat)895,899
オレンジkiss(Orange Kiss)943,749
Tapestry/W1,000,000
Dangerholic869,205
Love Trigger/We’ll Go Together1,192,951
BREAKOUT/君は僕のもの1,067,101

参照:オリコン

改めて見ると、国民的グループの名に相応しい売り上げですね。仮にですが、この売り上げが「国立基準」だと考えると、今回のAぇ!groupの3rdの初日売り上げに「少ない」と感じるファンがいるのも仕方ない話ではあります。

ただ、比較対象のSnow Manが強すぎるって話で、実は他のグループの「直近の売上」と比べると、少ないどころかむしろ大健闘レベルなんですよね。

グループ曲名売り上げ発売日
Kis-My-Ft2Curtain call11.7万枚2025/1/8
なにわ男子Doki it32.5万枚2025/2/26
King&PrinceHEART24.4万枚2025/3/12
WEST.ウェッサイソウル!/BIG LOVE SONG22.4万枚2025/5/7
SixTONESBOYS35.7万枚2025/6/4

参照:オリコン

STARTO Entertainmentを代表するグループと遜色ないどころか、むしろトップクラスの売り上げを誇ることが分かります。

さらに言えば、上の表はいずれも初日ではなく総売り上げです。今回のAぇ!groupの「344,178枚」という数字はあくまでも初日なので、累計はもう少し増えるでしょう。であれば、少ないどころか「事務所を引っ張っている」は大げさになってしまいますが、悪いどころかむしろ素晴らしい数字です。

もちろんグループの鮮度の問題もあるのでデビュー2年のAぇ!groupとそれなりに経過しており、かつwest.以外はサブスクも解禁しています。このような他のグループと比べるのはナンセンスだとは思います。ただ、これらを見ると決して「売り上げが少ない・低い」とは言えないことが分かります。

国立までSnow Manはデビュー5年だけど嵐は9年

こちらも時代背景が異なるので一概に比較できませんが、これまで旧ジャニーズ、現STARTO Entertainmentで国立競技場でのライブを実現したのは先にお伝えしたSnow Manと、2026年での解散が決まった嵐の2組です。

Aぇ!groupファンが「少ない」と感じているのは、いち早く国立を実現したいからでしょう。まだまだデビュー2年目のAぇ!groupではありますが、Snow Manはデビューから5年目で国立でのLIVEを実現させました。それを考えると「まだ2年目」ではなく「もう2年目」という感覚なのでしょう。

一方、嵐の国立初ライブは2008年。その後2013年まで6年連続で行っているというから驚きですが、嵐に関しては1999年がデビューなので国立まで約9年かかっていることになります。そもそもですが、嵐に関してはデビュー以降は低空飛行が続いていました。

あくまでも個人的な体感ですが、嵐の人気が高まるのはKAT-TUNの赤西仁さんが留学でKAT-TUNが失速したこと、時代が「尖った個性」より「平凡」を求めるようになったこと、その中でドラマ「花より男子」の人気で出演していた松本潤さん、ひいては嵐の人気も高まってと思うんですよ。

その後の活躍は今更説明するまでもありませんが、つまるところ、国立は別に「デビューからすぐでなければならない」条件はありません。Aぇ!groupとしても「すぐにでも」ではなく「いずれ」という、長期的な目標に掲げています。

もちろんファンとすれば応援しているグループの売上が良いに越したことはありませんので心配する気もよく分かりますし、売上の減少は事務所からの期待値減少、扱いの小ささ、さらにはコンサート等の規模縮小などの弊害があるのも分かります。

ただ、「デビューなんて無理」みたいな雰囲気の中、さらにはメンバーの脱退や事務所の不祥事によるデビューの御破算など、とにかくAぇ!groupは逆風が吹き続けていました。それでも彼らはデビューまで漕ぎつけました。

やっぱりそれはファンの応援も大きな理由ですよね。短期集中的に応援するのも良いことですけど、彼らがいつか国立の舞台に立てるよう、応援を続けることも大切なんじゃないかなと。

それに売り上げ云々抜きに、chameleonはとってもおしゃれでアースティックな曲です。多くの人に聞いてもらいたいですよね。