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Aぇ!groupの3rd「chameleon」初週売り上げは?

Aぇ!group

6月18日に発売されたAぇ!groupの3rdシングルCD「カメレオン」の初週の売上が発表されました。

  • オリコン:455,336枚
  • billboard:487,179枚

誤差こそあれど、いずれの数字においても2ndシングル「Gotta Be」を越えました。この数字がどのような意味を持っているのか、いろいろと検証していきましょう。

ちなみに初日の売り上げに関しては下記で取り扱っていますので併せてご覧ください。

Aぇ! groupの3rd・Chameleonの初日売り上げは?健闘?惨敗?

「前作超え」が意味すること

おしゃれで大人の色気を感じさせるAぇ!groupの3rdシングル、chameleon。

Aぇ!groupのこれまでのシングルはロックチューンでしたが、今回はアーティスティックなおしゃれな曲です。

そんな今回のchameleonですが、初週売り上げに関しては前回のGotta Beを越えました。

ちなみにAぇ!groupのこれまでの初週売り上げはこちら。

《A》BEGINNING62.5万枚
Gotta Be39.1万枚
chameleon45.5万枚

参照:オリコン

楽曲の良さもさることながら、Aぇ!groupのファンの方々の力による部分が大きいのは言うまでもありません。多くのファンが多くのCDを購入しているのは、それだけAぇ!groupを応援したいと思っているからこそ。

数字そのものも立派ですが、アイドルマニアの管理人的には「前作越え」こそ大きいんじゃないかなと。

その理由として、売上が減少傾向にあるとどうしても「尻すぼみ感」を与えてしまいます。記録だけを見る人もいるわけですが、そういった人がリリースされているCD毎に売り上げが落ちているとなれば「人気が落ちている」「オワコンに向かっている」と思ってしまう可能性が高いです。

広告代理店やテレビ局など、Aぇ!groupを使う側としても当然ですがこの数字を見ている訳ですから、あまり良い印象は与えないでしょう。

それがです。数字が伸びたということはポジティブな印象を与えます。特にAぇ!groupは関西色が強いグループです。もちろんそれが彼らの個性ですが、彼が関西色が強い理由の一つに、関西圏でのレギュラーが多い点が挙げられます。関西圏でレギュラーを持っていることは素晴らしいです。一方で、デビューの時もですが関西のレギュラー番組ではさまざまなお祝いがあったことで、いわば「関西のグループ=関東は知らない」みたいな印象を与えてしまっている部分もあると思うんですよ。

今の時代、Aぇ!groupの関西のレギュラーは関東でもTverやRadicoで楽しめますし、彼らのYouTubeは日本はおろか世界でも視聴できるんですから、かつてほど地域特性が強いとは思いません。ただ、「関西でお祝いムード」となるとどうしても関東や他の地域からすると「関西だけ盛り上がっている」と思ってしまいがちです。

そもそも、Aぇ!groupが結成されるにあたっては「関西を攻める」「関西で売れる」をテーマにしたことが明言されています。

こちらは先輩グループとなるWEST.のYouTubeです。グループの垣根を越えた関西出身のメンバーが皆でバーベキューを楽しむもので、管理人も何度も見ました(笑)

その中で、Aぇ!groupのいわば「生みの親」でもあるSuper eightの横山さんがAぇ!groupの当初の戦略を語っています。その点では、関西に多くのレギュラーを持っている現在のAぇ!groupは、結成時の目的を達成していると考えることもできますが、CDデビューを果たした今、関西圏だけではなくさらに多くの人にアピールする必要があります。

その「アピールするための数字」として、前作越えはとても貴重です。さらにはファンが増えていると判断することもできます。ファンクラブの会員も増えているとSNSで報告されていますが、いわばそれまで「関西中心」だったということは、伸びしろがかなりあると考えることもできますよね。

本人たちがしきりと「全国のレギュラー番組が欲しい」と言っているのも、関西だけではなく全国に顔を売りたいってことだと思いますし。ただ、その足掛かりという訳ではないですけど、個々に露出が増えていますよね。

特に最近、末澤誠也さんの露出が増えています。元々バラエティスキルが高いのでただ出演するだけではなく、「出演して話題になっている」んじゃないでしょうか。

そういった積み重ねの先にレギュラー番組が待っていると思いますが、一方では懸念点もあります。

新規デビューが控えている

Aぇ!groupのデビューは2024年の5月です。これはSTARTO Entertainmentとして初のデビューであり、かつ2025年6月現在、いわば「最後にデビューしたグループ」でもあるんですよね。だから事務所としてもそれなりに売り込みに力を入れてくれていると思うんですよ。

中堅になればなるほど、事務所側もある程度安定志向というか。少々シビアな言い方をすると「もう跳ねないだろう」的な落ち着きが出てくるものです。だから「チャレンジ枠」は若手に譲られるんですけど、それが今Aぇ!groupに回ってきているってことです。つまり、今はいわば「チャンスタイム」なんですが、多くの方がご存知のようにジュニアが再編されました。

そして、次のデビューはそのどれかだと囁かれています。その点に関しては下記の記事で詳しく紹介していますので是非ご覧いただければなと思います。

次にデビューするのは?旧ジャニーズで注目のジュニアグループを徹底予想!

Aぇ!groupに見るデビューの条件とは?ジュニアは何が必要?

旧ジャニーズのデビュー周期はおよそ2年。ということは、単純に2026年くらいに次のグループのデビューが予想されていますので、いわば残り半年がAぇ!groupのボーナスタイムです。

「顔を覚えてもらうために売り出す枠」は、次のグループがデビューしたらAぇ!groupからそっちに移る可能性が高いです。つまり、その後は「チャレンジ枠」としてではなく、実力で呼ばれなければならない状況となります。STARTO Entertainmentの事務所の力次第では先輩や後輩のバーターとして出演できる番組もあるでしょう。

しかし、世間としても「新しいグループ」に目が行ってしまうものです。きっとそのことは、何となくAぇ!groupを応援している方々も感じているからこそ、今回のCDで「結果」をと考えていたのではないでしょうか。

「今回が勝負」と感じていた方も多いかもしれませんが、これからも勝負の連続でしょう。エンターテイメントの世界はそれだけ競争が激しいってことですが、Aぇ!groupのファンとしては彼らがもっともっと大きな存在になってくれることを願っています。