Webライターとして生計を立てることができれば良いとは思いつつ、副業っていろんな経験ができて楽しい面もあるんですよね。それもあって時々副業をしていますが、今回紹介するのはリサイクル業者の助手の副業です。
このお仕事は、これまでにこなした副業の中でもなかなか面白いものでした。どんなお仕事なのかや、Webライターとの相性という観点からいろいろとお話していきましょう。
リサイクル業者の助手は、文字通りリサイクル業者の助手です。
リサイクル業者は、連絡を受けて個人宅に伺い、不要品を引き取るんです。その際、一人で運べないものを運ぶお手伝いですね。
一日で何件か回るんですけど、移動の間は助手席に座って、現場についたらまずは社員さんが依頼主様とお話をして、回収する物や金額を決めて、回収となれば運ぶって流れですね。
一人で運べるものは一人で運びましたが、一人で運ぶのがちょっと危ないようなものは二人で運びました。
ただ、これは「そのあと次第」でした。というのも、引き取る荷物をどうするかは、荷物次第なんです。高値で売れそうなものであればお金を出して引き取って再販するとのことでしたし、売れなさそうなものはお金を出してもらって処分するんですね。
当然、売れない物は粗末に扱っても特に問題ないので多少重いものではあっても一人で運ぶこともありました。逆にお金になるものは丁重に扱わなければならないので「そこまでしなくても」と思うような荷物を二人で運んだりもしました。このように、仕事そのものはかなり楽でした。
これは先輩からの紹介だったんです。
昔お世話になっていた先輩が「人手が足りないからちょっと手伝ってほしい」と。当初は人材派遣を活用していたものの、割高だからってことで直接働ける人を探してたと。
リサイクル業者様は個人事業主で、一人では難しいから助手をってことで、比較的時間の融通の利く自分に白羽の矢が立てられたようです。
だから今回のお話は、この点も加味しなければなんですよね。「全く知らない環境」ではなく、「先輩の友人」ってことで、正規でのお仕事とはまた違ったものだったということはお伝えしておきます。
リサイクル業者で副業をして感じたメリットとしては主に下記です。
それぞれ紹介していきましょう
助手席に座っている時間の方が圧倒的に長かったので、肉体的な負担はほぼなかったですね。それに重い荷物は大抵が再販するものだったので、丁重に扱ってました。
だから「一人で無理して運ばなければならない物」はありませんでしたね。実際、お仕事をして筋肉痛になったことはありませんでした。
これは結構メリットでしたね。当初「一日で」ってことでしたけど実際に働くとほぼ半日。
朝合流して15時くらいには終わる感じですかね。場合によってはもっと早い時もありました。だから副業としては悪くないですよね。
短時間で、かつ肉体的負担もさほどではないのでお手伝いが終わった後にWebライターとしてのお仕事もできましたし。肉体労働の中には、お仕事の後にはあまりにも疲れてWebライターのお仕事に手を付けられないってケースもありました。
でもリサイクル業者の助手のお仕事ではそういったことはありませんでした。
一方で、デメリットだったのが下記です。
こちらもそれぞれ見ていきましょう。
自分自身、人見知りするタイプではないんですけど半日とはいえずっと二人きりなので、ちょっと息苦しさというか、特に最後の方は嫌な面が目に付くようになってしまったのはありますね。
例えばこれが「業務は同じだけど、担当する社員が毎回違う」とかであればまた違ったと思うんですよ。
でも毎回同じ人、かつ軽トラック内で二人きりって空間は、どうしてもデメリットと言わざるを得ない部分ですね(苦笑)
先輩の知人のリサイクル業者でのお仕事は週に1回、合計6回くらいお世話になりましたが、あまり続かなかった理由がこちらなんです。
最後はもう「ちょっと本業が忙しくなってきたから」と断りましたが、それよりも労働条件が悪化していった点なんです。
これは「リサイクル業者」ではなく、先輩の知人って関係性もあると思うんですよね。
というのも、口約束だったんです。
「1回10,000円」みたいな。それが「次から時給1,000円でいい?」となって、「今日は30分ちょっと見逃して」ってことで時間給が切り捨てになったり。
それにこれは賃金だけじゃないんですよね。
当初は「助手」ってことだったんですけど「運転もして欲しい」って言われたんです。
一応自分が保持している中型免許でも運転できる区分ではありますけど、自動車保険の問題もあれば、そもそもそれってもう「助手」じゃないですよね。
だからやんわり断ったんですけど、かなりしつこかったんです。というのも、そのお仕事はお客からかなりの頻度で電話がかかってきたんです。
トラックドライバーさんが導入しているようなハンズフリーにすれば良いのに、それはしないんですよね。
まぁメモを取らなければならないので、ハンズフリーにしたところで運転も停止しなければならないってことらしく、電話がかかってくる度に車を止めて。それはきっとご本人様も効率が悪いって分かっているから「運転して欲しい」って告げてきたと思うんですけど、賃金を下げられ、かつ仕事も増えてでは本末転倒というか(苦笑)
だから運転依頼だけは頑なに拒否しましたね。
仕事そのものは楽だったリサイクル業者の助手のアルバイトですが、「Webライターとの相性」として考えると、ちょっと判断が難しいんですよね。
というのも、肉体的負担って点では魅力なんです。
ただ、これはリサイクル業者の助手というか、「お世話になったリサイクル業者」に関しては、あんまり良くないかなと。
リサイクル業者もいろんな方々がいると思うんですよね。ただ、今回お世話になったリサイクル業者に関していえば、何度か仕事をこなしていくうちに、徐々に仕事量が増えていきそうになったってことは、もっと長期で働いていたらもっともっと負担だけが増えていったと思うんですよ。
その際、「時給上げるからこれもやって欲しい」って形の提案だったらこちらも納得できますけど、時給据え置きどころか、むしろどんどん細かくカットされていく状況下では不信感ですよね。
コストカットしたいって気持ちはよく分かるんです。でも、そのコストカットを受け入れるかはこちら次第ですよね。これは口約束だった弊害ですよね。
短時間って点はWebライターの副業としては悪くなかったんですけど、次第に負担が増えていくって点では相性は悪いというか、「はい、分かりました」って何でも受け入れていたら際限ないと思うんですよね。
だから「Webライターとリサイクル業者との相性」というよりも、その方のビジネス観と相いれなかった…ってところでしょうかね。
しっかりと時間や賃金を取り交わして、かつ短時間でってことであれば個人的には「あり」かなと思いました。結局、Webライターもそうですけどお仕事って「何をするか」よりも「誰とするか」が大切だなって思いますね。