総合スポーツクラブとは、プールやスタジオレッスン、さらには大浴場など24時間365日営業のジムにはない設備を持ったスポーツクラブです。近年は24時間営業のリーズナブルなジムが増えている一方で、総合スポーツクラブは減少傾向にあるとされています。
そんな総合スポーツクラブですが、ダイエットを目的に入会する人も多いのではないでしょうか。総合スポーツクラブに限らず、スポーツクラブ・フィットネスクラブやジムは体力増強や健康促進、ストレス解消や運動不足解消などいろんな目的で入会できますが、ダイエットを目的にしている方も多いことでしょう。
しかし、なかなか痩せないと悩んでいる人も多いようです。
そこで、この記事では総合スポーツクラブに入会したものの痩せない理由や、痩せるための対策を紹介します。
※この記事はプロモーションを含んでいます
総合スポーツクラブでも痩せない理由として、主に以下が考えられます。
それぞれについて、詳しく紹介していきましょう。
せっかくスポーツクラブで運動しても、その後に食べてしまうと運動が逆効果になってしまいます。人間の体は、運動後や空腹時は吸収力が高まっています。それもそのはず、人間の体は「生きよう」とするので、空腹時やエネルギー消費時は、いわば「このままでは危ない」って身体が反応するんです。
だからお腹いっぱいの時であれば「余分なエネルギー」として体外に排出されるエネルギーも体の中に取り込んでしまうんですね。
だからスポーツクラブで運動した後は、できれば食べないか、プロテインのようなもののみにするのが理想ですね。それを踏まえると、夜ご飯を食べてから運動して、帰宅したらプロテインのみ、あるいは何も食べずに水分だけにするのがいいんです。
でも、「いい汗かいた」「動いてお腹減った」としっかりと食べたり、「運動後の一杯がたまらない」とビールやお酒を飲んだりする人もいるようですが、これは痩せないどころか摂取量によってはかえって太ってしまいます。
ストレス解消や運動不足解消であればマイペースな運動で全く問題ありません。
ただ、ダイエットを目的にしているのであれば多少は追い込んだ方が良いでしょうね。具体的には「ちょっとつらい」と感じるレベルです。
ただしポイントとしては、筋トレではなく有酸素運動でこういった状況まで追い込むことが理想です。これは個人的な経験ですが、やっぱり「マイペース」では、なかなか体重は落ちません。体重を落としたいのであれば、やっぱり多少は追い込まないとですね。最低限ちょっと息が乱れるくらいでしょうか。
ただ、あまり追い込みすぎると有酸素運動のはずが無酸素運動になってしまうので注意が必要です。
大切なのは「ちょっと辛い」です。
少なくとも、運動後にまったく汗をかいていないようではダイエットは難しいです。
有酸素運動は娯楽性がないのでつまらないのはよく分かります。
特にスポーツクラブ・フィットネスクラブの有酸素運動の場合、移動しないその場での運動なので景色も動かず、お世辞にも「楽しい」「面白い」とはいえないものなので、ついついスマホを見ながら運動してしまうのはよく分かります。
スマホしながらでもしっかり動いているから大丈夫だと思うのもよく分かります。
ただ、スマホをしながらの有酸素運動と、スマホせずに集中しての運動の負荷が同じな訳がないんですよね(苦笑)
知らず知らずに運動量は減少しています。仮に同じ時間有酸素運動をこなしたとしても、スマホをしながらと運動に集中した時とでは消費カロリーは違うでしょうね。
スポーツクラブ・フィットネスクラブに通っているからとついつい食べてしまうケースも多く見られます。
ダイエットの不文律は
基礎代謝+消費カロリー>摂取カロリー
です。これが実践できれば痩せますし、実践できていなければ痩せません。
ここでポイントになるのが、消費カロリーは実はそれほどではないんです。もちろん運動も大切ではあるんですけど、ダイエットをするなら摂取カロリーを抑えることが大切なんです。
食べる量を減らしたり、代替商品を上手く活用するなどして摂取カロリーを抑えることが重要です。
総合スポーツクラブに通っているものの、なかなか痩せない人にはこれらをおすすめします。
それぞれ、なぜ痩せない人に効果的なのかを解説していきましょう。
ダイエットには筋トレは必須です。でもこれは、「筋トレして筋肉を増やそう」ってよりも、違う意味があるんです。
筋トレして基礎代謝を増やすって考えもあるんですけど、筋肉を1kg増やすことで基礎代謝は13kcal増えるってされています。
参照:横浜市スポーツ医科学センター・筋力トレーニングが体脂肪を減らすメカニズムⅠ
…「それだけ?」って思った人、多いんじゃないですかね。
ちなみに腹筋20回でおよそ14Kcal消費するとされていますので、実は筋トレの運動そのものにはダイエット効果はさほどありません。
ただし、有酸素運動の前に筋トレを行うことで、有酸素運動の脂肪燃焼効果を促進する役割があります。
つまり、ダイエットをしたい場合筋力を付けてたくましい体にするためではなく、後の有酸素運動の効果を高めるために行うことが大切です。
そして筋トレの中でもスクワットがおすすめです。
なぜなら、スクワットで鍛えることができる太もも周辺は筋肉の量が大きいです。「筋トレ」はいろいろな種類がありますが、一つの動作で最も大きな筋肉を鍛えられるスクワットは、後の有酸素運動の効果を高めるとともに、筋力が付きやすいので僅かではありますが、基礎代謝も増えます。
そのため、スポーツクラブ・フィットネスクラブに入会したもののなかなか痩せないと嘆いている人は、有酸素運動の前にスクワットを試してみましょう。
ちなみにスクワットでは腰を保護する腰ベルトがおすすめです。
腰ベルトは決して上級者だけのものではなく、初心者にもおすすめなので、腰に負担をかけないためにも、下記のような腰ベルトをしながらのスクワットを検討してみましょう。
スポンサーリンク
24時間ジムになくて総合スポーツクラブにあるものといえばスタジオプログラム・レッスンです。
正直、スタジオプログラム・レッスンは好みが分かれることでしょう。参加したことがない人にとっては周囲の視線、頑張っている自分を見られる恥ずかしさなど、ハードルが高く感じることでしょう。
しかし、スタジオプログラム・レッスンはダイエットにマッチしています。
スタジオプログラム・レッスンにもさまざまな種類がありますが、どのスタジオプログラム・レッスンにも共通しているのは「やらされる」点です。
自分の好きに動くのではなく、インストラーに合わせて動きます。そのため、案外疲れます。さらには一度スタジオに入ればプログラム終了までは退出できません。
つまり、半強制的に動かざるを得ません(笑)
さらにはランニングマシンやバイクマシンのような単純運動でもありません。この点はインストラクターも参加者が飽きないよう、でもしっかり運動できるようプログラムを組んでくれます。
最初はなかなか思うように動けず、周囲の目が気になることでしょう。しかし、周囲は実は気にしていません。自分に必死だったり、そもそも誰もが最初はできないので、初心者を見ても「初めは自分もああだった」くらいにしか思いません。
ただし、がっつり動くとまるでサウナに入ったかのような汗が出るので、下記のような汗を吸うコンプレッションウェアをおすすめします。この上にさらに吸水性の高いシャツを着れば、周囲に汗をまき散らすことはないはずです。
スポンサーリンク
一方で、スタジオレッスンにもいろんな種類があります。ここでは多くのスポーツクラブ・フィットネスクラブに用意されている以下のスタジオプログラム・レッスンについて、個人的見解を基に紹介します。
それぞれ、詳しくみていきましょう。
ともすれば「古臭い」「昔のもの」と思う人も多いことでしょう。確かにエアロビクスは昔からある有酸素系プログラムですが、古いからといって効果が無いものではありません。
しっかりと踊ることでダイエット効果が高まります。一方で「気軽に参加する」が少々難しいのも事実です。
というのも、エアロビクスはある程度覚えてこそです。
覚えていないとどうしても「あれ?」「これでよかったのかな?」と立ち尽くしてしまうこともあります。
すると、運動が停止状態になるので運動効率が下がってしまいます。
その点では定期的に通える人向けとも考えられます。
しっかりと踊れるようになると、効率の良いダイエット運動となります。
こちらはスポーツクラブ・フィットネスクラブによって名称が異なりますが、決して人間相手に格闘技をするのではなく、あくまでもパンチやキックなどの動作を組み合わせたレッスンです。
格闘技系プログラムのメリットは、エアロビクスと比較して動きがシンプルなので、「たまに参加する」でもある程度付いていける点にあります。
一方で、シンプルな動きだからこそ息を上げるためにそれなりに激しく動く点が特徴です。
毎週参加してしっかりっと動きを覚える必要なく、ある程度脈拍を上げることができますが、あくまでも「スポーツクラブ・フィットネスクラブのプログラム」であり、決してスパルタなものではありません(笑)
なので初心者におすすめのプログラムです。
こちらも多くのスポーツクラブ・フィットネスクラブに用意されています。
ZUMBAは「しっかり覚えて踊りましょう」ではなく、「楽しむ」がコンセプトです。動きそのものはインストラクター次第ですが、どのインストラクターも「ちゃんと覚えろ」ではなく「できる範囲で楽しむ」をコンセプトにしています。
ZUMBAに関しては下記でより詳しく記載しているので、興味のある方は併せてご覧ください。
ヨガやピラティスに代表されるような、「ガンガン激しく動く」ではなく、じっくりと体を動かすタイプのプログラムです。
地味ではありますが、むしろ地味だからこそ辛い部分もあります。
有酸素運動ではないので、この手のプログラムに出て「ガンガン痩せる」といったことはそうそうありませんが、この運動をこなしつつ、他の有酸素運動を行うことでより効率よくダイエットできます。
こちらも「?」と思うかもしれませんが、運動習慣を付けることは重要です。むしろ、通う回数が少ないと「たまにしか来ないから頑張ろう」と力んでしまう人が珍しくありません。
実はこれが悪循環を生んでいる面もあります。
結果、太ったりかえって運動モチベーションを低下させてしまいます。
スポーツクラブ・フィットネスクラブに足を運ぶ際には「しっかり運動したい」との思いが働くので、時間がない時には足が遠のきがちですが、そもそもスポーツクラブ・フィットネスクラブでの運動にノルマはありません。
軽く30分程自転車を漕ぐだけでも全く問題ありません。
むしろダイエット目的の場合「たまにがっつり」より「毎日軽く」の方が運動習慣や意識の変化など、メリットが多いです。「運動習慣」のために、まずは「スポーツクラブ・フィットネスクラブに通う習慣」を付けることも重要です。
それこそ、総合スポーツクラブ・フィットネスクラブであればお風呂に入りに行くだけでも良いでしょう。
お風呂だけ、軽く自転車だけといった軽い気持ちを持つことも、実はとても大切です。
これまで紹介したことは、実はすべて実践しているけど痩せない、あるいはなんとなく自分に合っていないと感じている人には、パーソナルトレーニングをおすすめします。
パーソナルトレーニングといえばどうしても「高い」イメージをおもちかもしれませんが、ASPIのような総合スポーツクラブとさほど変わらない価格帯のパーソナルトレーニングも登場しています。
パーソナルトレーニングはマンツーマンでのトレーニングなので他の会員の視線はありません。
「自分の取り組みたいこと」をとことん取り組めるのはもちろんですが、トレーナーが体質やライフスタイルまで踏まえてのトレーニング・サポートを行います。
総合スポーツクラブでなかなか痩せないと嘆きつつ会費を支払い続けるのであれば、思い切ってパーソナルトレーニングに「鞍替え」してみてはいかがでしょうか?