現役Webライターによるいろいろな思い

通って実感した、スポーツクラブでおじさんが嫌われる理由とその対策

自分自身も「おじさん」ですが、そんな自分がスポーツクラブに通って気付いたことの中に、自分を含めた「おじさん」が嫌われる理由ってたくさんあるものだなということです。

SNSやWebサイトを見れば、おじさんが嫌われる理由は多々挙げられています。いずれもおじさんとしていろいろな思いが巡るものですが、一方で自分から見ても「それはないだろう」「いやいや、それは今の時代はもうだめだよ」と思うおじさんがいるのも事実。そこで今回は自分自身が通い、味わった「おじさんのだめなところ」を紹介します。これは自分自身も気を遣っているとともに、他人のそういった行動を目の当りにして「自分は控えよう」と思う部分でもあります。

スポーツクラで目の当たりにしたおじさんの非常識行動

実際に自分自身が目の当たりにした非常識行動を紹介していきましょう。今回紹介するのは「世間一般論」ではなく、自分自身が「それはないんじゃないか…」と思ったものである点はご了承ください。

汗を拭かない・モニターを消さない「使いっぱなし」のおじさん

これはまぁよく挙げられていますけど、実際に目の当たりにすると不快感半端ないですね。その根底にあるのは衛生的な面はもちろんですけど、「ルールを守らない」って点でしょうかね。

スポーツクラブって誰のものでもないと思うんですよ。例えオープン時からいる古参でも、昨日入ったばかりの人でも守るべきルールは同じですよね。でも使用した後にマシンを拭かない、有酸素マシンに備え付けられているモニターを消さないっておじさん、いますよね。そんな面倒なことではないと思うんですけど、しないのかできないのか…。

「お客は神様」みたいな価値観が強いんでしょうね。「そんなのスタッフがやればいい」みたいな。目の当たりにすると「なんだかなぁ…」って気持ちになりますよね。

独り言が激しいおじさん

独り言って「悪いことじゃない」みたいに思うかもしれませんけど、スポーツクラブって家じゃないんですよね。だから例えばマシンで「あ、無理か」とかちょとした独り言程度ならまだしも、延々とぶつぶつする独り言はなしかな…と。

通っているスポクラにもいるんですよ。延々と独り言をつぶやいているおじさん。マシンエリアだけじゃなく、ロッカーでも延々独り言。「イヤホンすればいいじゃん」って思うかもしれませんけど、なんでこっち側が対策しないといけないのか…って気持ちになりますよね。

レッスンについていけない「常連」おじさん

フィットネスクラブのスタジオレッスンは基本的に「誰でも参加OK」なんですけど、やっぱりある程度レベルというか。一度参加すれば自分にマッチしているか分かると思うんですけど、まったく付いていけていないのに毎週出てくるおじさんいるんですよね。「頑張っている」って見方もできるかもしれないんですけど、人気レッスンの場合、一人参加することで場所が狭くなるって問題もあれば、これは本当に申し訳ないんですけど「なんのために来ているんだろう」って気持ちも芽生えてしまうんです。

ともすれば「女性を見に来ているのかな」みたいな。前向きな気持ちで頑張ろうとしている人であればまだしも、毎週参加するものの適当。そんなおじさんは「え…」って気持ちになりますよね。スタジオレッスンって「みんなが前向きな気持ちになっている空間」だからこそこっちのやる気も出てくると思うんです。でも、ダラダラというか。仮に身体能力・体力的に付いていけないってことなら、わざわざ毎週参加することないと思うんですよ。でも毎週参加してはダラダラ。これはどうなのかなって毎週思いますよね。

女性への執着心が強いおじさん

自分自身、いくつかのスタジオレッスンに参加しているので男女を問わず、話すようになったり、軽く挨拶する程度の方もいるんですけど女性と話していたり、女性に挨拶されると「女ばかりと話してるな」「ほら、彼女が来たぞ」「そうやって女に近づくのか」とか、女性への執着心が強いおじさんがいましたね。

もちろんこういった人とは距離を取るようにしましたけど、こういったことをわざわざ言ってくるのはそれだけ女性への意識が強いってことだと思うんですよね。あるいは女性と話している自分が羨ましいと思ったのか。いずれにせよ、これはひどいなと思いましたね。

乳首が透けているおじさん

これはマシンジムしか利用しない分にはいいと思うんですよ。でもスタジオレッスンに参加するならどうなの?って思いますね。マシンジムでトレーニングしている姿って、別に凝視されることないと思うんですよ。

うっかり目に入るってことはあっても、あくまでもその場限りというか。でもスタジオレッスンってそのレッスンの間はどうしても存在が目に入っちゃうんです。ましてや隣とか前後とか近くにいれば、スタジオレッスンの間はずっと透けている乳首が目に入るってことじゃないですか(苦笑)

見られても恥ずかしくないっていうか、そもそもそこまで意識していないってことなのかもしれませんが実際に乳首が透けているおじさんを見るとあまり良いものではないな…と。ましてや綿のシャツだと汗ばんできて完全に透けちゃうんですよね。あれを目の当たりにしてから、乳首対策の重要性を実感しました。

スタジオレッスンを覗くおじさん

通っているスポクラはスタジオがシースルなので参加していない人もスタジオ内を見ることができるんです。興味があってなんとなく見てみるって人もいるかもしれませんが、凝視しているおじさんは「それはないな」って思いましたね。参加を迷っているって雰囲気でもないんですよ。これって、マシンに置き換えたらマシンで真剣にトレーニングしている人を凝視するようなものじゃないですか。ガラス一枚挟んでいればOKなんてことはないと思うんですよ。

ましてやスタジオレッスンでは露出の多いウェアの女性もいるんです。あまり良いものじゃないなって思いましたよね。この光景を見て以来、自分が参加していないスタジオレッスンは見ないようにしています…。

非常識なおじさんにならないための心がけ6選|周囲を不快にさせないジムマナーとは

1. 使用後の「リセット」は基本マナーと心得よう

解決策:マシンを使った後は、備え付けのタオルやペーパーで汗を拭き、モニターを初期画面に戻すのがマナー。
「自分が次に使うとき、どうされていたら快適か」を意識すれば、自然と行動も変わってきます。ルールを守ることは、年齢に関係なく全員に求められる「共有空間の作法」です。

2. 独り言は家の中だけに|周囲への配慮を忘れずに

解決策:ジムは「自分の部屋」ではなく「公共空間」。
気合を入れるための声出しや確認のつぶやきも、他人にとってはノイズになりがち。
「イヤホン+音楽」などで集中力を内側に向け、必要な発声は心の中で唱えるようにしてみましょう。

3. スタジオレッスンの参加は目的と相性を意識して

解決策:「なんとなく参加」ではなく、「何を得たいか」を明確に。
自分に合ったクラスを見つけるためには、イントロクラスや初心者向けレッスンから徐々にステップアップするのがベスト。周囲と一緒に高め合う空気を壊さないことも、立派なジムマナーです。

4. 女性への過剰な意識はトラブルのもと

解決策:「誰と仲良くなってもいい」けれど、それを他人がどう感じるかには敏感であるべき。
女性に関する発言・視線・態度がネガティブな意味で目立つと、本人が意図しなくても不快感を与えます。
相手に敬意を持ちつつ、男女問わずフェアな距離感を保ちましょう。

5. 透けシャツNG!ウェア選びは人に見られる前提で

解決策:機能性や快適性も大事ですが、「他人の目にどう映るか」も意識したウェア選びを心がけましょう。
特にスタジオ参加時は、速乾性&透け防止素材のウェアがおすすめ。乳首透け対策として、スポーツインナーの重ね着も効果的です。

6. スタジオを外からジロジロはマナー違反

解決策:興味があるなら、実際に参加してみる勇気を持ちましょう。
参加しないのであれば、スタジオの前に長時間立ち止まるのは避けるのが無難です。
「自分が逆の立場だったらどう思うか?」を一度想像してみると、自然と距離感が掴めます。

まとめ

「迷惑おじさん」にならないためには、自覚を持つことはもちろん周囲への配慮、時代の機微を把握することが大切です。

特に年金生活となると現役世代と接する機会がなくなります。いわば「時代の常識」と触れる機会が減少し、自らが現役時代の常識・価値観からアップデートできないまま現役世代から冷たいまなざしを向けられるケースも多いです。

もちろん年金生活者だけではありません。現役世代とて行動次第では白い目で見られることがあります。

面倒に思うかもしれません。しかし個人宅ではありません。多くの人が利用している場所だからこそ、心がけなければならないことがある点は把握しておくべきでしょう。