Webライターとして活動するのであれば、専業・本業であれ副業であれクラウドソーシングへの登録は「必須」です。
クラウドソーシングは仕事を手軽に獲得できるので、Webライターとして安定的に仕事に取り組むにあたって大切なものです。
そんなクラウドソーシングのデメリットとして挙げられるのが手数料です。手にした報酬から、クラウドワークスの場合は約20%、Lancers(ランサーズ)では16.5%支払わなければなりません。この手数料について、あくまでも個人的な見解についてを語らせていただきます。
クラウドソーシングの手数料は、クラウドソーシングがここまで大きな存在になる前からWebライターだった自分とすると、「悪くはない」ものなんです。
というのも、クラウドソーシングが登場してからWebライターの労働環境はかわったかなとも思うんですよね。それまでは口約束が主流。それこそメールで依頼されたと思っていたのに、「頼んでいない」って言われて作成した記事が宙ぶらりんになってしまったこともありました。
この点に関しては詳しくは下記もご覧ください。
クラウドソーシング登場前は「案件募集掲示板」でWebライターの求人を見て応募してって形だったんですね。
そこでは手数料はありませんでしたけど、仕事を引き受けたと思っていたのに「いや、言っていない」となったり、それこそやり取りの最中で音信不通になったり。
でもクラウドソーシングになってから、「言った・言わない」のトラブルはなくなりました。
さらにはよくあったのがお金の問題。納品したのにお金が支払われないってケースは結構あったんですよね。
それこそ「入金が確認できないんですが」といった確認メールは、クラウドソーシング登場前は何度も何度も送った覚えがあります。
これは全てのクライアント様がおかしな業者ってことじゃなくて、単純に外注のことを忘れていたってだけのケースも多かったです。
一度催促したら数時間後にすぐに振り込んでくれたクライアント様もいれば、それこそ一度だけでは何も反応してくれなかったりってこともありましたね。
でもクラウドソーシングでは「お金が支払われない」ってことはそうそうないんですよね。だからクラウドソーシングになって「請求」に関するリソースを割く必要がなくなったんですよね。
それに常にお仕事がある点だとかを考えると、手数料は自分の手間の軽減って点ではありがたいんです。
クラウドソーシングの登場のおかげで案件掲示板から徐々に求人が少なくなっていったんです。
最近はクラウドソーシングのWebライター案件が減少傾向だとは、何度もお話していると思うんですけど、クラウドソーシングが登場した当時はWebライターの案件はたくさんあったんです。
だからクラウドソーシングに登録してからは、案件掲示板をあまり見なくなっていったんですよね。次第に案件掲示板の掲載案件も減って、サイトそのものがなくなって。
今ではもう@SOHOくらいしか残っていないんじゃないですかね。@SOHOも今ではもうあんまり案件がないんですもんね。
クラウドソーシング登場前からWebライターだった自分にとっては、いわば「焼野原」のようなWebライター市場がクラウドソーシングによって整備されたなって思いもあったので、手数料があってもそれ以上に得られるメリットが多々あったんです。
ただ、クラウドソーシング全盛期からWebライターを始めた人、つまりは案件掲示板の存在を知らない人にとっては手数料は「高いんじゃないか」と思う部分もあるんじゃないかなと。今風に言えば「中抜き」のようなものですからね。
手数料に関しては立場とかWebライターを始めたタイミングで思いが変わるとはおもんですけど、ただクラウドソーシング側としても事前事業ではないですし、さらに言えばもしもクラウドソーシングがなくなってしまったら、仕事の大きなチャンネルを一つ失うことになる訳ですから、それはやっぱりショックですよね。
そう思ったら、クラウドソーシングの手数料は受け入れるべきものなのかなと思っています。もちろん「手数料がもっと安ければ」とか「なければな」と思ったことがないとは言いません(笑)
ただ、冷静に考えたらそれでクラウドソーシングがなくなってしまったらやっぱり困りますしね。それに、Webライターのお仕事が減少傾向にあるのとクラウドソーシングは無関係ですしね。
先程もお伝えしましたけど、クラウドソーシングができた当時はWebライターのお仕事は物凄く多かったんです。まだまだ動画コンテンツがここまで大きな脚光を浴びる前の話で、「Webで何かやる」となればまだまだテキストコンテンツが主流だったんですよね。
だからこそ、Webライターの需要が高かった時代とも言えるんですが、今はテキスト以外にもいろんな方法で情報発信ができる時代です。
実際、Webライターのお仕事は減少傾向ではあっても、それ以外のお仕事は多々あるんです。
Webライターにとってはクラウドソーシングはちょっと縁遠いというか、あんまり見ないものになってしまっているかもしれませんが、他のフリーランスの人にとってはまだまだ大きいものなんじゃないかなとも思いますしね。